2025年アジア冬季競技大会、史上最多の参加見込み ハルビンで準備進む
2025年のアジア冬季競技大会を前に、中国東北部・黒竜江省ハルビンでは開幕30日前の節目を迎え、大会の準備状況や参加規模の全体像が明らかにされました。アジアの冬季スポーツの広がりを示す国際ニュースとして、注目すべきポイントを整理します。
30日前の節目を迎えた2025年アジア冬季競技大会
2025年1月8日(水)、ハルビンで開かれる「2025年アジア冬季競技大会」の開幕まで、ちょうど30日となるカウントダウンを迎えました。
前日には大会組織委員会が記者会見を開き、会期や競技スケジュール、参加選手数などを説明しました。2月に予定されていたハルビン大会は、アジアの冬季スポーツの現在地を映し出す国際イベントとして位置づけられていました。
会期と主要日程:開会は2月7日、初の金メダルは2月8日
組織委員会によると、大会は2025年2月7日に開幕し、14日に閉幕する8日間の日程が組まれていました。アイスホッケーとカーリングの一部競技については、参加チーム数が多いことから、会期に先立って2月3日と4日から試合が始まる計画でした。
大会最初の金メダルは2月8日に授与される予定とされ、週末と重なるタイミングでアジア各地の注目を集めることが期待されていました。
- 開幕式:2月7日
- アイスホッケー・カーリングの試合開始:2月3日・4日
- 最初の金メダル授与:2月8日
- 閉幕:2月14日
34の国と地域から1275人が登録 史上最多の参加見込み
会見では、参加規模についても最新の数字が示されました。これまでに、アジアの34の国と地域から合計1275人の選手がエントリーしており、アジア冬季競技大会としては史上最多の参加者数となる見込みだとされています。
多くの国と地域が参加することで、競技レベルの向上だけでなく、アジア全体で冬季スポーツへの関心と裾野が広がっていることもうかがえます。
カンボジアとサウジアラビアが初参加
今回のハルビン大会で象徴的だったのが、カンボジアとサウジアラビアが初めてアジア冬季競技大会に選手を派遣する点です。
これまで冬季スポーツとの距離があると見られてきた国々が参加することで、アジアのスポーツ地図はさらに多様になります。新たな参加国・地域にとっては、自国の冬季スポーツの歴史に新しい1ページを刻む機会となり、観客にとっても「初めて見る国の代表」を応援する楽しみが生まれます。
開閉会式の総監督に沙暁蘭氏 北京2022のチームが再集結
大会の顔ともいえる開会式と閉会式は、ハルビン国際会議・展覧・スポーツセンターで行われることになっていました。その演出を担う総監督には、演出家の沙暁蘭(シャー・シャオラン)氏が起用されています。
沙氏のクリエイティブチームは、2022年に北京で行われた冬季オリンピックとパラリンピックの開閉会式も手がけました。同じチームがハルビン大会の式典も担うことで、冬の世界観をいかに表現し、アジアの多様な文化や思いをどう一つのステージにまとめ上げるのかが注目されていました。
スローガン「冬の夢、アジアの愛」が示すもの
ハルビン大会のテーマは、英語で「Dream of Winter, Love among Asia」。このフレーズは公式スローガンであると同時に、開会式パフォーマンスの創作テーマにも位置づけられました。
冬の雪と氷を舞台に、アジア各地の人々が互いの文化や情熱を持ち寄り、スポーツを通じてつながる──。そんなイメージが込められたことばです。
競技の勝敗だけでなく、「アジアの中でどのように関わり合うのか」という視点を静かに提示するテーマでもあり、式典の演出や選手同士の交流を通じて、そのメッセージがどのように表現されるのかが期待されていました。
アジアの冬季スポーツとハルビンのこれから
2025年のアジア冬季競技大会は、単なるスポーツイベントにとどまらず、アジアの冬季スポーツの広がりと、中国東北部の都市ハルビンの存在感を映し出す場にもなりました。
- 暖かい気候の国や地域も参加することで、アジア全体で冬季スポーツの裾野が広がりつつあることが見えてきます。
- ハルビンにとっては、国際大会の開催を通じて都市インフラや地域の魅力を発信する機会となりました。
- 選手にとっては、アジアの舞台で経験を積み、今後のさらなる国際大会へのステップとする貴重な場となりました。
開幕30日前のカウントダウンは、こうした動きが一気に可視化された瞬間でもありました。アジア各地から集う選手と観客が、冬のハルビンでどのような物語を紡いだのか──その余韻は、これからのアジアのスポーツシーンの中で静かに語り継がれていきそうです。
Reference(s):
2025 Asian Winter Games likely to have record number of participants
cgtn.com








