鄭欽文がスビトリナを圧倒 全豪OP前の慈善試合で快勝
女子テニス世界ランキング5位の鄭欽文(中国)が、メルボルンのロッド・レーバー・アリーナで行われた慈善エキシビションマッチで、ウクライナのエリナ・スビトリナを6-2、6-2で破りました。全豪オープン開幕を前に、トップ選手たちの仕上がりに注目が集まっています。
鄭欽文、若さと進化を示すストレート勝ち
この慈善試合は、鄭欽文の代名詞である力強いベースラインショットと、ツアー屈指の経験を持つ30歳スビトリナの駆け引きがぶつかる構図となりました。22歳の鄭欽文は機敏なフットワークとエネルギッシュなプレーで主導権を握り、いずれのセットも6-2で押し切りました。
鄭欽文は過去2カ月間、ショットの精度と安定感を高めることに重点を置いてきたとされます。この試合では、力で押すだけでなく、コースを突くフォアハンドや、凡ミスを抑えたリターンゲームが光り、取り組みの成果をのぞかせました。
パワーに「精度」と「安定」が加わるとどうなるか
もともと強烈なストロークで知られる鄭欽文ですが、ビッグトーナメントで勝ち上がるには、長いラリーでも崩れない安定性が欠かせません。今回のスビトリナ戦では
- ラリーの主導権を握りながらも無理なハードヒットを控える
- 要所でコーナーを突くショットを打ち分ける
- 守勢に回った場面でも粘り強くボールをつなぐ
といったプレーが目立ちました。大舞台を前に、単なるハードヒッターから試合巧者へとステップアップしつつある姿がうかがえます。
男子はアルカラスが地元デミノーに黒星
同じくエキシビションとして行われた男子シングルスでは、世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(スペイン)が、地元のアレックス・デミノーに7-5、4-6、10-5で敗れました。
第1セットはアルカラスが一時4-1とリードしながらも、デミノーが粘り強く追い上げて2度のブレークに成功し、逆転で奪取。アルカラスは第2セットを取り返して1-1のタイに持ち込みましたが、最終セット代わりのスーパータイブレークではデミノーの攻撃的なプレーに押されました。
「いいウォームアップ」アルカラスは前向き
四大大会通算4度の優勝を誇るアルカラスは、試合後のコメントで競争への飢えを口にしました。
「競争が大好きだし、こういうタイプの選手との試合が本当に好きだ。1カ月ほど家でリラックスしていたけれど、ここに戻ってきてアレックスと対戦し、またコートで苦しめたのはうれしい。全豪オープンに向けて、とても良いウォームアップになったと思う」と、内容には手応えを感じている様子でした。
全豪オープン本戦へのチェックポイント
慈善試合とはいえ、グランドスラム直前の試合は、選手のコンディションや戦術の手がかりを示します。今回のエキシビションから見える注目ポイントを整理すると、次のようになります。
- 鄭欽文が、強化してきた精度と安定感を本戦でも発揮できるか
- 経験豊富なスビトリナが、実戦を通じてどこまで調子を上げてくるか
- アルカラスが、タフな試合を経てさらにギアを上げられるか
- 地元デミノーが、大観衆の後押しを受けてサプライズを起こす存在になるか
全豪オープンは、シーズン序盤の勢力図を占ううえで重要な大会です。今回のエキシビションで見えたそれぞれの課題と収穫が、本番の戦いぶりにどうつながっていくのか、注目していきたいところです。
Reference(s):
Zheng Qinwen defeats Elina Svitolina in charity exhibition match
cgtn.com







