フリースタイルジュニア世界選手権 中国がエアリアル混合団体で金銀独占
カザフスタン・アルマトイで行われたFISフリースタイルジュニア世界選手権のエアリアル混合団体で、中国が金メダルと銀メダルを独占しました。ジャンプの難度と安定感で他チームを圧倒し、個人種目と合わせて大会の主役となっています。
エアリアル混合団体で中国チームA・Bがワンツーフィニッシュ
現地時間の土曜日、国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のフリースタイルジュニア世界選手権エアリアル混合団体がカザフスタン・アルマトイで行われ、中国代表のチームAとチームBがそろって決勝に進出しました。
決勝では、チームBが合計276.21点をマークして金メダルを獲得し、チームAがそれに続いて銀メダル。表彰台の残る一枠には、合計230.72点を挙げたカナダが入りました。
女子個人銀メダリストのWang Qixianが高難度ジャンプで流れを作る
チームBの先陣を切ったのは、女子個人種目で銀メダルを獲得しているWang Qixian(ワン・チーシエン)選手です。彼女は女子選手の中で最も難度の高い構成となるジャンプに挑み、84.10点をマークしました。
この一本が「チームBは攻める」というメッセージとなり、その後の演技に弾みをつけました。安定した着地と高度な回転技が評価され、序盤から中国チームが流れをつかむ展開となりました。
Gu JiuboとGeng Huが畳みかけ チームBが276.21点
Wang選手に続いたのは、同じくチームBのGu Jiubo(グー・ジゥボー)選手とGeng Hu(ゲン・フー)選手です。両選手はそれぞれ96.23点、95.88点という高得点を記録しました。
3人の合計スコアは276.21点に達し、これがチームBの金メダルを決定づけました。対するチームAはFeng Junxi(フォン・ジュンシー)、Yang Zhicheng(ヤン・ジーチェン)、Yang Yuheng(ヤン・ユーヘン)の3選手で構成され、安定した演技で高得点をマークしましたが、チームBの勢いには一歩及びませんでした。
カナダが銅メダル アルマトイの空で示されたレベルの高さ
銅メダルを獲得したカナダは、合計230.72点と中国勢に迫る健闘を見せました。トップ2チームとの得点差はあるものの、難度の高い技に果敢に挑む姿勢が印象的で、世界のジュニア世代のレベルの高さを示す結果となりました。
個人種目でも1金2銀2銅 中国が「大会の顔」に
今大会の個人種目では、中国はすでに金1、銀2、銅2の計5個のメダルを獲得していました。今回のエアリアル混合団体で金銀を独占したことで、ジュニア世界選手権における中国代表の存在感はいっそう際立つ形となりました。
複数のチームが決勝まで進出し、どのチームもメダル圏内で戦える層の厚さは、将来のシニア世代やオリンピックでの活躍を予感させます。
ジュニア世代が示す冬季スポーツの未来
今回のエアリアル混合団体の結果からは、次のようなポイントが見えてきます。
- 難度の高いジャンプを安定して決める「リスク管理力」が勝敗を分けていること
- 個人のスター選手だけでなく、複数選手が高得点をそろえる「チームとしての層の厚さ」が重要になっていること
- ジュニア世代から国際大会の場数を踏むことで、シニア世代へのスムーズな移行が期待できること
日本を含む各国にとっても、ジュニアレベルの強化は中長期的な冬季スポーツ戦略の鍵となります。若い世代の大会結果は、今後10年の国際競争の行方を占う指標の一つと言えるでしょう。
これからの国際大会にも注目を
アルマトイでのFISフリースタイルジュニア世界選手権は、中国代表がエアリアルで頭一つ抜けた存在であることを印象づける大会となりました。一方で、カナダをはじめとする各国も着実に力を蓄えており、今後の国際大会では接戦がさらに増えていく可能性があります。
ジュニア世代の結果は、数年後の世界選手権や冬季オリンピックの勢力図につながります。今回の金銀独占を起点に、フリースタイルスキーの国際シーンがどのように変化していくのか、今後の大会にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
China win aerials mixed team at Freestyle Junior World Championships
cgtn.com








