中国首相と日本の与党代表団が会談 7年ぶり与党交流が再開
日中関係が「改善と発展の重要な局面」にあるとして、中国の李強首相が北京で日本の与党代表団と会談し、7年ぶりに与党間の交流メカニズムが再開されました。
北京で中国首相と日本の与党代表団が会談
中国の李強首相は北京で、自民党の森山裕幹事長と公明党の西田実仁幹事長が率いる日本の与党代表団と水曜日に会談しました。会談は、日中両国の与党代表が直接意見を交わす場として位置づけられています。
日中関係は「改善と発展の重要な段階」
李首相は、現在の日中関係について「改善と発展の重要な段階」にあると指摘しました。そのうえで、およそ7年ぶりに与党交流メカニズムが再開されたことは、両国首脳が確認した共通認識を具体的に実行に移すうえで重要だと強調しました。
李首相が示した四つのキーワード
李首相は、今後の日中関係の方向性として、次のようなポイントを挙げました。
- 相互信頼を高めること
- 協力を一層深めること
- 意見の違いを適切に管理すること
- 両国関係を健全かつ安定的に発展させ、両国の人々により多くの利益をもたらすこと
さらに、両国の与党は、両国と両国民の長期的で根本的な利益を守ることに焦点を当て、国民と歴史に対して責任ある姿勢を取るべきだと呼びかけました。
経済協力と地域交流の拡大を提案
李首相は、経済面での協力と共通の発展を一層促す必要性も強調しました。具体的には、次の分野で新たな成長の芽を探ることを提案しました。
- 科学技術イノベーション
- デジタル経済
- グリーン開発(環境負荷の少ない経済成長)
また、人と人との交流や地方レベルの交流を拡大し、日中関係を支える社会的な土台をより強くしていくべきだと述べました。
日本側は関係改善と政治文書の原則を確認
日本側の代表団は、日中関係の改善に取り組む意思を示し、日中共同声明など四つの政治文書に示された原則を順守する姿勢をあらためて表明しました。
さらに、両国の与党間交流メカニズムは長期的な意味を持つと評価し、2025年に各レベルでの交流を進めたい考えを示しました。若い世代どうしの交流や相互理解の強化にも期待を寄せています。
今回の会談が持つ意味
今回の与党代表団による訪中と会談は、次のような点で注目されます。
- 約7年ぶりに与党間の公式な交流枠組みが再開されたこと
- ハイレベルの政治対話を通じて、日中関係を安定軌道に戻そうとする意思が双方から示されたこと
- 経済だけでなく、若者や地方を含む幅広い分野での交流拡大が打ち出されたこと
日中関係は、経済や安全保障、社会のさまざまな分野で課題と連携の両方を抱えています。その中で、与党同士が直接対話を重ねることは、対立を管理しつつ協力の余地を広げる一つのチャンネルとなります。
これからの注目ポイント
今回の会談を受けて、今後の焦点となるのは次のような動きです。
- 与党交流メカニズムを通じた、定期的な対話や共同プロジェクトが具体化するかどうか
- 科学技術やデジタル、グリーン開発の分野で、どのような新しい協力案件が生まれるか
- 若者や地方自治体レベルでの交流が、両国社会の相互理解をどこまで深められるか
日中両国の与党が、歴史と将来の両方を見据えながら、冷静な対話と実務的な協力を積み重ねられるかどうかが、これからの東アジアの安定にも影響していきます。
Reference(s):
Chinese premier meets delegation of Japan's ruling coalition
cgtn.com







