CBAで遼寧が上海の16連勝ストップ Li Xiaoxuのブロックが決め手
中国男子プロバスケットボールリーグ(CBA)の注目カードで、遼寧フライングレパーズが上海シャークスの16連勝を止めました。終盤の決定的なブロックとクラッチショットが、CBAの激しさを象徴するような接戦を生み出しました。
劇的ブロックで16連勝に終止符
火曜日、中国東北部・遼寧省瀋陽市で行われたCBAの一戦は、ホームの遼寧フライングレパーズが117-114で上海シャークスを下し、上海の16連勝をついにストップさせました。試合を決定づけたのは、終盤に飛び出したフォワードのLi Xiaoxuのビッグブロックでした。
スタートダッシュで主導権を握った遼寧
試合開始直後から、遼寧は外角のシュートが面白いように決まりました。Kyle FoggとLi Xiaoxuが立て続けに3本の3ポイントシュートを沈め、いきなり11-0のラン。開始5分で17-5とリードを広げます。
上海はWang ZhelinとEric Bledsoeがインサイドとドライブで得点を重ね、点差を詰めようとしますが、ターンオーバー(ボールの失い方)が響き、最初のクォーターを35-25と10点ビハインドで終えました。
上海の追い上げとBledsoeの躍動
第2クォーターに入ると、遼寧はセンターのHan Dejunが存在感を発揮します。ペイントエリアで次々とファウルをもらい、リードを最大15点まで広げました。
一方の上海は、Li TianrongとLiu Chengが3ポイントを決めて食らいつきます。前半終了間際には、BledsoeがZhao Jiweiからスティールを奪ってブザーと同時にレイアップを沈め、60-53と7点差まで詰めてハーフタイムを迎えました。
3ポイント合戦から一時逆転、しかし…
第3クォーターは、上海の外角シュートが火を吹きます。コート全体のスペーシング(選手間の距離)が良くなり、Bledsoeのドライブもより効果的になりました。
BledsoeのキックアウトからD.J. Wilsonが3ポイントを決め、ついに上海が89-88と逆転。しかし、その直後にFoggがジャンプショットを決め、遼寧が90-89と再逆転して最終クォーターへ。勝負は完全に拮抗した状態になります。
エース退場後も粘る上海と、勝負どころの明暗
第4クォーター序盤も、上海はBledsoeがオフェンスを牽引しましたが、またしてもターンオーバーが重くのしかかります。遼寧はそのミスを逃さず、速攻などから得点を重ね、101-96と5点差をつけました。
試合の流れを大きく左右したのが、その後の判定です。Bledsoeがフロッピング(わざと大げさに倒れる行為)でテクニカルファウルを取られ、退場処分に。それでも上海は崩れず、Li Hongquanの3ポイントなどで点差を詰め、Wangがバスケットカウントで3点プレーを決めると、残り2分を切ったところで114-112と逆転に成功します。
FoggとLi Xiaoxuが試合を締めた
ここから主役になったのがFoggです。連続ジャンプショットを沈めてチームに4連続得点をもたらし、スコアは116-114と再び遼寧リードに。
タイムアウト明け、上海は勝負のセットプレーを組み立て、Li Tianrongのレイアップで同点、もしくは逆転を狙います。しかし、ここで立ちはだかったのがLi Xiaoxu。ゴール下に飛び込んできたシュートを完璧なタイミングでブロックし、上海の望みを断ちました。
その後、Li Tianrongが時計を止めるためにHanにファウル。Hanはフリースローを1本だけ成功させて117-114と3点差にとどまりますが、最後のポゼッションでLi Hongquanの3ポイントはリングに嫌われ、上海の16連勝はここで途切れることになりました。
もう一試合:新疆フライングタイガースも連敗回避
同じ夜に行われたもう一つの試合では、新疆フライングタイガースがアウェーで江蘇ドラゴンズに92-82で勝利しました。こちらもCBAで注目を集める一戦となりました。
この試合で大きな話題となったのが、ガードのZhao Ruiの復帰です。出場停止明けのZhao Ruiは20得点、4リバウンド、4アシストとオールラウンドな活躍を見せ、チームの3連敗をギリギリで回避する原動力となりました。
何が勝敗を分けたのか
この日の遼寧対上海戦を振り返ると、いくつかのポイントが浮かび上がります。
- 序盤の11-0ランなど、遼寧が立ち上がりからリズムをつかんだこと
- 上海のターンオーバーが要所で失点につながったこと
- Bledsoe退場後も上海は踏ん張ったものの、終盤のクラッチタイムでFoggとLi Xiaoxuが一枚上手だったこと
1ポゼッション差の接戦を制した遼寧は、ホームでの強さと勝負どころの冷静さをあらためて示しました。一方、上海にとっては連勝こそ止まったものの、主力が退場する中でも最後まで勝機を手放さなかった粘りは、今後につながる内容と言えそうです。
CBAを見る視点:数字だけでなく「流れ」に注目
CBAの試合は、スコアやスタッツ(統計)に目が行きがちですが、この試合からは「ゲームの流れ」や「メンタルの揺れ」がいかに結果に影響するかがよく見えてきます。
早い時間帯のラン、ターンオーバーのタイミング、主力選手の退場、タイムアウト後のセットプレー――。こうした要素を追いかけながら試合を見ると、数字以上に奥行きのあるCBAの魅力が立ち上がってきます。
今後も、中国バスケットボールでは激しい試合とドラマが続きそうです。今回のような接戦が、どのチームの勢いを変えていくのか、引き続き注目していきたいところです。
Reference(s):
Li Xiaoxu's block helps Liaoning end Shanghai's 16-game winning streak
cgtn.com








