アジア冬季競技大会へ準備進むハルビン 観光とボランティアで温かいおもてなし video poster
来年2月7日に開幕する第9回アジア冬季競技大会を前に、開催都市のハルビン(中国東北部・黒竜江省)が、訪れる観光客を迎えるための準備を加速させています。大会の経済効果が地元の観光やサービス産業にも波及しつつあり、冬の街の風景を大きく変えています。
アジア冬季競技大会で活気づくハルビン
第9回となるアジア冬季競技大会は、来年2月7日に開幕予定です。開催地のハルビンは、黒竜江省の省都として知られる都市で、今回の大会をきっかけに観光や関連産業に新たなエネルギーが生まれています。大会準備が進むなか、観光客が楽しめる仕掛けやサービスが次々と整えられています。
街じゅうに広がる大会シンボルと大型公式ストア
ハルビン太平国際空港から市中心部へ向かうルートでは、アジア冬季競技大会のシンボルマークや関連装飾が至るところに掲げられています。空港を出た瞬間から、大会ムードを感じられる演出になっているのが特徴です。
市内でもにぎわいの中心となる中央大街(Central Street)には、大会の旗艦オフィシャルストアが設けられています。店舗の面積は約2,000平方メートルと広く、一度に800人以上の買い物客を受け入れられる規模です。
店内には、マスコットのフィギュアや飾り物、バックパック、衣類など、21のカテゴリーにわたるおよそ1,500種類の商品が並びます。シベリアトラをモチーフにした大会マスコット「ビンビン(Binbin)」と「ニニ(Nini)」があしらわれたグッズは、なかでも人気の高い売れ筋になっているとされています。
学生ボランティアが支える「快適な滞在」
大会に向けて、多くの地元の学生がボランティアとして登録しています。彼らが担う予定の役割は、交通案内からスマートフォンの充電サポート、観光客へのお湯や携帯用カイロ(ハンドウォーマー)の配布まで、多岐にわたります。冬の厳しい寒さのなかで、こうした細やかなサービスは旅行者にとって心強い存在になりそうです。
中国メディアグループ(CMG)の取材に応じたボランティアの一部は、ハルビンを訪れる人びとがより快適で便利に過ごせるよう力になりたいと語っています。同時に、アジア冬季競技大会を支える一員として参加すること自体が、自分たちにとっても忘れがたい経験になると期待を寄せています。
都市ブランドと市民参加という視点
大型スポーツイベントが開催される都市では、競技施設だけでなく、観光・商業・交通といった周辺のインフラやサービスが一体となって整えられます。ハルビンで進む今回の取り組みには、次のような狙いが見て取れます。
- 大会グッズや観光消費を通じて、地元経済を活性化すること
- ボランティア活動を通じて、市民、とくに若い世代の参加意識を高めること
- 冬の都市としての魅力と「おもてなし」の姿勢を内外に発信すること
空港から中心街まで続く大会シンボル、中央大街の大型オフィシャルストア、そして街頭でサポートに当たる学生ボランティア。それぞれが連動することで、ハルビンの冬の体験そのものを大会と一体化させようとする試みだと言えます。
旅行者にとってのチェックポイント
大会期間中やその前後にハルビンを訪れる旅行者にとっては、次のような点が魅力になりそうです。
- ハルビン太平国際空港から市内まで、大会のシンボルや装飾が各所に配置され、写真映えするスポットが増えていること
- 中央大街の大型オフィシャルストアで、多彩な大会グッズを一度に選べること
- 街頭の学生ボランティアから、道案内やスマートフォンの充電、寒さ対策のちょっとしたサポートを受けられること
厳冬のイメージが強いハルビンですが、アジア冬季競技大会をきっかけに、街全体で温かい歓迎ムードづくりが進んでいます。2026年2月7日の開幕が近づくなか、観光と市民参加がどのように結びつき、訪れる人びとにどんな体験をもたらすのかが注目されます。
Reference(s):
Harbin ready to make tourists feel at home during Asian Winter Games
cgtn.com








