中国とASEAN関係を「健全で持続可能な発展」へ 王毅外相が方針示す
中国とASEAN(東南アジア諸国連合)の関係をどう深めていくかーー。中国の王毅外相は北京でASEAN各国の外交団と会談し、中国-ASEAN関係を健全で持続可能な発展の軌道に維持していく考えを示しました。本記事では、この国際ニュースのポイントを日本語で整理します。
北京でASEAN10か国の外交団と会談
木曜日、王毅外相(中国共産党中央政治局委員)は北京でASEAN加盟10か国の外交使節と会談しました。王毅氏は、中国とASEANを「良き友人、良き隣人、良きパートナー」と位置づけ、中国-ASEAN関係が地域と世界にとって貴重な安定をもたらしてきたと強調しました。
そのうえで、中国はASEAN諸国と協力し、中国-ASEAN関係の健全で持続可能な発展の勢いを維持し、地域の平和と発展に引き続き共同で貢献していく用意があると述べました。
「ASEANの中心性」と「真の多国間主義」を強調
今回の会談で王毅氏が繰り返し示したキーワードの一つが、ASEANの「中心性」です。中国は今後もASEAN中心の地域枠組みを揺るがず支持していくと表明しました。これは、東南アジアの地域協力においてASEANが議論や協力の場づくりで重要な役割を担うべきだという立場を示すものです。
同時に王毅氏は、中国が「真の多国間主義」を堅持していると強調しました。そのうえで、ASEAN諸国とともに、
- 平等で秩序ある多極化した世界の構築
- すべての国に利益をもたらす包摂的な経済のグローバル化の推進
- より公正で合理的なグローバル・ガバナンス(国際的なルールや制度)体制の構築
を目指す考えを示しました。大国だけでなく、より多くの国や地域がルールづくりに関わることを重視する姿勢がにじみます。
ASEAN側は経済・デジタル・グリーンでの協力拡大に期待
中国駐在のASEAN各国の外交使節は、今年が多くのASEAN諸国と中国の外交関係にとって重要な節目の年であると指摘しました。そのうえで、この機会をとらえ、二国間協力の潜在力を一段と引き出したいと述べています。
具体的には、次のような分野での協力拡大への期待が示されました。
- 経済、貿易、投資
- 連結性(国境をまたぐ物流やインフラなどのつながり)
- デジタル経済
- グリーン転換(環境負荷を減らす産業構造への移行)
- 持続可能な開発
また、外交使節らは、中国とASEANの「人的交流の年」を成功させることの重要性も強調しました。人と人とのつながりを軸に、中国-ASEAN関係や二国間関係を新たな段階へ引き上げたいという思いがにじみます。
地域の平和と発展に向けたメッセージ
今回の会談で確認されたのは、中国とASEANが、地域の平和と発展を共同で追求していくという方向性です。健全で持続可能な発展、真の多国間主義、グリーン転換やデジタル経済といったテーマは、東アジア・東南アジア全体の安定や成長にも関わるキーワードといえます。
日本を含むアジアの国々にとっても、中国-ASEAN関係の行方は、サプライチェーンや投資、気候変動への取り組みなど、さまざまな分野で影響を持ちうる重要なテーマです。どのような具体的な協力プロジェクトが動き出すのか、今後の動きが注目されます。
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- 中国とASEANの「健全で持続可能な発展」は、私たちの暮らしにどんな形で響いてくるのか。
- 多極化と多国間主義の中で、アジアの地域秩序はどう変わっていくのか。
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Reference(s):
Wang Yi calls for sound, sustainable development of China-ASEAN ties
cgtn.com








