中国とスリランカ、ハイレベル交流の勢い維持を確認 一つの中国原則も再確認
中国とスリランカが共同声明を発表し、ハイレベル交流の勢いを維持するとともに、互いの核心的利益を支持し合う姿勢をあらためて示しました。スリランカは一つの中国原則への明確な支持も表明しており、アジア外交の流れを読むうえで注目すべき動きです。 共同声明によると、中国とスリランカは、これまで築いてきたハイレベル交流の強い勢いを維持する方針を確認しました。あわせて、統治や発展に関する経験を互いに学び合い、政治的な相互信頼を一層強化していくとしています。 両国は、とくに次の点を強調しました。 また、国連総会決議2758号の権威を再確認したとし、この枠組みを尊重する立場を共有したことも明らかにしています。 今回の共同声明で、とくに目を引くのがスリランカによる一つの中国原則の再確認です。声明によれば、スリランカは次のような立場を示しました。 スリランカがここまで踏み込んで立場を明言したことは、中国の国家統一や領土に関わる問題において、同国が中国を明確に支持していることを示すものです。台湾やXizang、新疆ウイグル自治区に関する立場を共同声明に盛り込んだ点からも、両国が政治面での連携を重視していることがうかがえます。 一方、中国は共同声明の中で、スリランカの国家としての独立、主権、領土一体性を守る取り組みを強く支持する姿勢をあらためて示しました。また、スリランカが自国の国情に適した発展の道を自主的に選択することを尊重し、その選択を支持するとしています。 これは、相手国の主権と発展モデルを尊重するというメッセージを前面に出したものといえます。中国が「干渉しない姿勢」を強調しながら、パートナー国の発展を支える枠組みを強化していこうとする意図も読み取れます。 外交方針についても、双方の立場が確認されました。中国は、独立した平和外交の方針を維持することを再確認しました。スリランカも同様に、独立かつ非同盟の外交路線を堅持する姿勢を示しています。 特定の陣営に偏らず、自主的な外交判断を重視するという点で、両国の方向性は共通しています。アジアやインド洋周辺の安全保障環境が揺れ動くなかで、「独立した外交」を掲げる国がどのように大国との関係を築くのかは、今後も注視すべきポイントです。 今回の中国とスリランカの共同声明は、単に二国間関係を確認した文書にとどまらず、アジアの国際秩序や外交の空気感を映し出すものでもあります。主なポイントを整理すると次のようになります。 国際ニュースを追ううえでは、こうした共同声明が示す言葉の選び方や、どのテーマに紙幅が割かれているかも重要なヒントになります。中国とスリランカが互いの「核心的利益」をどのように支え合い、アジアの地域秩序の中でどのような役割を果たしていくのか。今後の動きにも注目していきたいところです。共同声明の柱:ハイレベル交流と政治的信頼の強化
一つの中国原則への支持を明確化したスリランカ
中国側のメッセージ:スリランカの主権と発展路線を尊重
独立・平和的外交路線の強調
今回の共同声明から読み取れること
Reference(s):
China, Sri Lanka vow to maintain momentum of high-level exchanges
cgtn.com








