AI恐竜が灯る「自貢国際恐竜ランタンフェス」今週金曜開幕へ
中国四川省自貢市(中国)で、第31回自貢国際恐竜ランタンフェスティバルが今週金曜日、Zigong China Colorful Lantern World で開幕します。伝統的なランタン文化と人工知能(AI)をはじめとする最新技術が融合した、ことし注目の国際ニュースです。
31回目を迎える「自貢国際恐竜ランタンフェス」とは
自貢国際恐竜ランタンフェスティバルは、ランタンづくりで知られる自貢市で開かれる大規模イベントです。今年で31回目を迎え、恐竜をモチーフにしたダイナミックなランタンと、色彩豊かな光の演出で知られています。
会場となる Zigong China Colorful Lantern World では、訪れた人たちが自貢ランタンフェスならではの独特の雰囲気と、夜の街を彩る光の景色を楽しめるよう準備が進められています。
7つのテーマエリアと200を超えるランタングループ
ことしのランタンフェスティバルには、特別にデザインされた7つのテーマエリアが設けられます。それぞれのエリアでコンセプトの異なるランタン展示が予定されていて、会場全体を歩きながら物語をたどるように鑑賞できる構成です。
- 特大型ランタン 12グループ
- 大型ランタン 7グループ
- 中小型ランタン 200グループ超
スケールの異なるランタンが互いを引き立て合うように配置されることで、来場者はエリアごとに雰囲気の変化を楽しみながら、長時間にわたって飽きずに回遊できるよう工夫されています。
無形文化遺産とAIが出会う「機械仕掛けの恐竜ランタン」
今年の自貢ランタンフェスの大きな特徴は、「無形文化遺産」と「先端テクノロジー」を組み合わせた展示が用意されていることです。
ランタン制作には、次のような伝統技法が取り入れられています。
- 磁器(ポーセリン)を活用した繊細な装飾
- 四川オペラ(川劇)の要素を取り入れた演出
- 紙切り細工(ペーパー・カッティング)の技法
これらは中国の無形文化遺産として受け継がれてきた技術で、光を透かす素材の重ね方や造形の細かさなど、ランタンに独特の立体感と表情を与えます。
一方で、会場では人工知能を活用した「AI駆動の機械恐竜ランタン」も登場します。恐竜をかたどった大型ランタンに機械仕掛けとAI技術を組み合わせ、動きや光の変化を制御することで、まるで生きているようなダイナミックな演出を目指しています。
伝統的なランタンづくりとAIが組み合わさることで、単なる「見るイルミネーション」から、参加型で体験的なエンターテインメントへと進化しつつある様子がうかがえます。
人気アニメやゲームIPも登場 インタラクティブな体験空間に
ことしのフェスでは、中国の人気アニメ作品やスマートフォン向けゲームのIP(知的財産)をモチーフにしたインスタレーションも設置されています。
来場者は、キャラクターやゲームの世界観を反映したランタンの前で写真を撮ったり、インタラクティブな仕掛けに触れたりしながら、五感で楽しめるコンテンツを体験できます。
デジタルネイティブ世代になじみのあるアニメやゲームと伝統的なランタンが組み合わさることで、SNSとの相性も高い「映える」空間が生まれ、若い世代にもアプローチしやすくなっている点が特徴です。
光のフェスが映す、中国の文化とテクノロジーのいま
自貢国際恐竜ランタンフェスティバルは、ことしも次の三つのポイントで注目を集めそうです。
- 長年続くランタン文化を背景にした「31回目」の積み重ね
- 磁器や四川オペラ、紙切りなど無形文化遺産の技法の継承
- AIを使った機械恐竜やアニメ・ゲームIPとのコラボによる新しい体験づくり
伝統文化を近未来的な演出で見せるこの試みは、文化財を「守る」だけでなく、「アップデートしながら次世代へつなぐ」アプローチともいえます。
国際ニュースとして見たとき、自貢のランタンフェスは、文化とテクノロジーをどう両立させるか、観光とエンターテインメントをどう組み合わせるかを考える一つの事例として、今後も注目しておく価値がありそうです。
Reference(s):
cgtn.com







