中国・臥龍湖で第10回冬漁祭 氷上の伝統文化が観光客を呼ぶ【国際ニュース】
2025年1月11日、中国東北部・遼寧省瀋陽市康平県の臥龍湖で第10回「臥龍湖冬漁祭」が開幕しました。2025年2月中旬まで続いたこのイベントは、氷上の冬漁体験や雪のアクティビティ、祭りのパフォーマンスを通じて、地域の文化と観光を結びつける国際ニュースとして注目されました。
第10回「臥龍湖冬漁祭」が開幕
冷たい風が吹きつける氷上で、開幕を待ちわびた観光客が見守るなか、第10回「臥龍湖冬漁祭」の幕が上がりました。会場となった臥龍湖は、遼寧省の北部に位置する康平県にあり、冬場には厚い氷に覆われます。
開幕式では、この地域に深く根付いた冬漁の伝統や、湖とともに暮らしてきた人びとの文化が紹介されました。色鮮やかな衣装による演舞や歌、儀式などが披露され、観光客はカメラやスマートフォンを手にその瞬間を記録していました。
今回の冬漁祭には、地元の住民だけでなく周辺地域や遠方からも多くの観光客が訪れ、氷点下の空気のなかでにぎわいを見せました。
氷上で楽しむ冬漁と雪のアクティビティ
臥龍湖冬漁祭の中心となるのは、氷上での冬漁体験です。氷に覆われた湖面から魚を獲る伝統的な漁の様子を間近で見ることができ、観光客も一部の工程を体験できます。魚が一斉に姿を現すと、歓声が上がり、冬ならではの迫力ある光景が広がります。
会場では、雪の上で体を動かすアクティビティも用意され、子どもから大人までが思い思いに雪と戯れました。さらに、伝統音楽や踊りなどのパフォーマンスが行われ、冬の湖畔は一日中にぎやかな雰囲気に包まれました。
臥龍湖冬漁祭で楽しめる主な体験
- 氷上での冬漁の見学・体験
- 雪のアクティビティを通じた冬ならではの遊び
- 伝統音楽や踊りなどの祭りのパフォーマンス
- 冬漁の歴史や地域文化を学べる展示や紹介
地域の文化遺産としての冬漁
臥龍湖周辺では、冬場の氷上漁が長年にわたって暮らしを支えてきました。冬漁祭は、そうした生活文化を次の世代に伝える場としても位置づけられています。
漁の知恵や湖と共生する姿勢を分かりやすく紹介することで、訪れた人は単に「珍しい風景」を見るだけでなく、地域の歴史や価値観に触れることができます。観光と学びが重なる点も、このイベントの特徴と言えそうです。
冬の観光と地域経済への広がり
冬の寒さが厳しい中国東北部では、雪や氷を生かした観光づくりが重要なテーマになっています。臥龍湖冬漁祭のようなイベントは、冬場の観光需要を喚起し、宿泊や飲食、交通など、地域経済全体への波及効果も期待されています。
SNSや動画配信を通じて、氷上の冬漁や雪景色が写真や映像で共有されることで、現地を訪れたことのない人にも臥龍湖の名前や冬の魅力が伝わるようになっています。オンラインでの発信と現地での体験をどう組み合わせるかは、今後の観光戦略を考えるうえで重要なポイントになりそうです。
2025年の節目から次のシーズンへ
第10回という節目を迎えた2025年の臥龍湖冬漁祭は、地域の伝統文化と冬の観光を結びつける取り組みとして、一つのモデルケースになりつつあります。環境への配慮や湖の生態系を守る視点と両立させながら、今後どのように発展していくのかが注目されます。
2025年も年の瀬を迎え、中国東北部ではこれから本格的な冬のシーズンに入ります。臥龍湖の冬漁祭が見せた氷と雪の魅力、そして地域文化の力は、次のシーズンに向けた観光づくりを考えるうえでも、重要なヒントになりそうです。
Reference(s):
10th Wolong Lake Winter Fishing Festival kicks off in northeast China
cgtn.com








