国際氷彫刻家がハルビンに集結 2025年アジア冬季大会を彩る
中国・黒竜江省ハルビン市の「ハルビン氷雪大世界」で、氷彫刻の職人たちがその技を披露し、来月開幕する2025年アジア冬季競技大会を前に会場に彩りを添えました。
中国・ロシア・モンゴルの氷彫刻家が競演
このイベントには、中国、ロシア、モンゴルから氷彫刻家が参加しました。彼らは、黒竜江省で初めて開催された氷彫刻職業技能競技会「第1回黒竜江省氷彫刻職業技能競技会」の最終ステージに臨みました。
大会の最終ステージには、18チーム・合計54人が出場しました。会場となったハルビン・アイス&スノーワールドで、各チームが氷の作品づくりに挑みました。
2メートルの氷塊が芸術作品に
今回の競技では、高さ2メートル、幅2メートル、厚さ0.6メートルの天然の氷のブロックが、各チームに一つずつ与えられました。参加者たちは、この大きな氷塊を彫り進め、さまざまな造形へと変化させていきました。
完成した氷像は、伝統的な氷彫刻という技を土台としながらも、チームごとの発想や表現が光る作品となりました。競技会は、職人たちの高度な技能と創造性を同時に示す場になっています。
アジア冬季競技大会を前に高まる期待
ハルビン市は、来月2025年アジア冬季競技大会を開催する予定です。今回の氷彫刻競技会は、その大会を前に、街と会場の雰囲気を盛り上げる役割も担っています。
スポーツの大会を支えるのは競技そのものだけではありません。会場周辺の演出や、雪と氷を生かした装飾も、大会の記憶を形づくる大切な要素です。氷彫刻の存在は、そうした大会の風景の一部になっていきます。
「職業技能」に光を当てる
黒竜江省氷彫刻職業技能競技会という名前が示す通り、このイベントは職業としての氷彫刻に焦点を当てています。華やかな作品の裏側には、素材の扱い方や道具の使い方、安全面への配慮など、多くの実務的なノウハウがあります。
こうした技能競技は、職人たちが互いに技を磨き合う場であると同時に、若い人たちが「こうした仕事がある」と知るきっかけにもなります。競技会を通じて技と知恵が受け継がれていくことは、雪と氷の文化を維持するうえでも重要です。
雪と氷がつなぐ国際交流
今回参加した中国、ロシア、モンゴルはいずれも、冬の寒さや雪と縁の深い地域です。共通する自然環境の中で育まれてきた氷の文化が、一つの会場に集まったとも言えます。
国や地域が異なっても、同じ素材に向き合う職人同士が技を見せ合うことで、新しいアイデアや表現が生まれることもあります。スポーツの国際大会と同じように、こうした技能競技もまた、人と人との交流の場になっています。
今回のニュースをどう読むか
今回のハルビンの氷彫刻競技会には、次のようなポイントがあります。
- 氷彫刻という伝統的な技が、職業技能競技会という形で評価されていること
- 中国、ロシア、モンゴルの職人たちが18チーム・54人で競い合ったこと
- アジア冬季競技大会の開催地で、文化とスポーツが結びついていること
国際ニュースを見るとき、政治や経済だけでなく、こうした文化や技能に関する話題にも目を向けることで、地域や社会をとらえる視点が少し変わってきます。アジアの冬のニュースを追うとき、そこにどんな人たちの仕事や創造性があるのかを思い浮かべてみるきっかけになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








