ハルビン2025アジア冬季大会 聖火点火式に込められた季節と雪の物語 video poster
2025年アジア冬季競技大会の聖火が、中国東北部・黒竜江省ハルビン市の太陽島公園で月曜日に点火されました。中国の旧暦に基づく二十四節気の最後にあたる大寒の日を選んだ点火式には、冬と新しい一年をつなぐ象徴的な意味が込められています。
大寒の日に灯されたアジア冬季大会の聖火
今回の聖火は、中国の二十四節気の一つであり、最後の節気となる大寒の日に点火されました。大寒は、厳しい寒さのピークを迎える一方で、その後に新年が訪れ、季節が移り変わっていく節目とされています。
大会関係者は、この特別な日を選んだ理由として、大寒が二つの十二か月の期間をつなぎ、季節の変化を予感させるタイミングであることを挙げています。冬の終わりと新しい周期の始まりを象徴する日に、アジア冬季競技大会の聖火をともすことで、大会そのものを新たなスタートの物語として位置づけようとする意図が読み取れます。
松花江の水と太陽から生まれた ハルビンの光
トーチリレー運営オフィスの副主任であるTong Xiaoyu氏は、大寒の日に松花江の水と太陽の光を用いて、ハルビン・アジア冬季競技大会の光を生み出したと説明しています。聖火は、冬季スポーツへの情熱だけでなく、アジア各地からハルビンに集う選手たちの友情をたたえるものだとしています。
さらに聖火には、次のような意味が重ねられているとされています。
- 冬季スポーツへの熱意と挑戦
- アジアのアスリート同士の友情と協力
- 優れた競技レベルと人々の豊かな生活の追求
- スポーツ精神の継承と発展、途切れない努力の象徴
オリンピックなどと同様に、国際的なスポーツ大会において聖火は、光、団結、友情、平和、公正といった普遍的な価値を表す存在です。今回の点火式でも、その象徴性が前面に押し出されています。
太陽島公園という舞台 自然と都市文化を結ぶ演出
点火式の会場に選ばれた太陽島公園は、自然と都市文化が交わるハルビンの代表的な景観スポットです。点火式の総監督を務めたWang Zheng氏によると、太陽島は大会が掲げる太陽のシンボルとテーマを共有しているといいます。
太陽島で開かれるハルビン太陽島雪祭りは、中国における雪像芸術の発祥地とされており、規模と芸術性の高さで知られる大規模イベントです。点火式が行われた時点では、第37回ハルビン太陽島国際雪像芸術博覧会が開催されており、会場の一角には巨大な雪だるまも登場していました。
聖火点火式と自然の雪景色、そして雪像アートを組み合わせることで、主催者はハルビンならではの冬の風景と文化を際立たせようとしています。人と自然の調和を強調するこの会場選びも、聖火が持つメッセージの一部と言えそうです。
国際ニュースとして読む ハルビン2025のメッセージ
2025年に開催されるアジア冬季競技大会は、アジア各地の選手がハルビンに集い、競い合いながら交流を深める国際スポーツイベントです。国際ニュースを日本語で追う読者にとっても、聖火の点火式は大会の価値観や開催都市の姿勢を読み解く重要な手がかりになります。
冬の厳しさを象徴する大寒の日に灯された炎を、主催者は友情や平和、人と自然の共生の象徴として位置づけました。ハルビン発のこのニュースは、スポーツがどのように地域の文化や風景と結びつき、アジア全体のつながりを形作っていくのかを考えるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
Harbin 2025 organizers talk flame lighting ceremony timing, location
cgtn.com








