習主席「安定した中ロ関係が世界の不確実性に対応」プーチン氏とビデオ会談 video poster
中国の習近平国家主席は火曜日にロシアのプーチン大統領とビデオ会談を行い、安定して強靱な中ロ関係は、国際社会で高まる「外部の不確実性」への対応に役立つとの認識を示しました。本記事では、この国際ニュースのポイントと、中ロ両国が示した今後の協力の方向性を整理します。
安定した中ロ関係が「外部の不確実性」に対応
習主席は、プーチン大統領とのビデオ会談のなかで、安定し、回復力のある中国とロシアの関係は、外部世界の不確実性に対処するうえで重要だと強調しました。経済や安全保障をめぐる先行きが読みづらいなかで、中ロ関係を国際環境における「安定要因」として位置づけるメッセージといえます。
2025年に向けた協力の方向性
習主席はさらに、2025年にはプーチン大統領と協力し、中ロ関係を「さらに高い次元」に導いていく用意があると表明しました。そのうえで、安定性と強靱さを備えた中ロ関係を生かし、次のような目標を掲げています。
- 外部環境の不確実性に共同で対応すること
- 両国の発展と振興をともに推進すること
- 国際的な公平と正義を守ること
二国間関係の強化を、自国だけでなく国際社会における公平さや安定にもつなげるという姿勢が示されたかたちです。
戦略的協力と「実務協力」の深化を強調
習主席は、中ロ両国が今後も戦略的協力を一段と深め、互いへの支持を強めるべきだと呼びかけました。また、両国の「正当な利益」を守ることの重要性を強調し、二国間関係を引き続き強固なものにしていく必要性を訴えました。
さらに、両国関係を「強化し、拡大する」として、具体的な案件やプロジェクトをともに進める「実務協力」を、より深い段階に発展させる必要があるとしました。中ロ関係を、政治対話だけでなく実際の協力の積み重ねによって支える狙いがうかがえます。
プーチン氏「変化する国際情勢の中でも揺るがない協力」
プーチン大統領は、ロシアと中国はこれまでも互いを信頼し、支え合い、対等な立場で関係を築いてきたと述べました。両国の協力は両国の人びとの利益にかなっており、国際情勢がどう変化しても、その協力は影響を受けないと強調しました。
外部環境が変わっても中ロ協力の方針は変わらないというメッセージを打ち出すことで、長期的で安定したパートナーシップであることを示した形です。
国際・地域課題でも意思疎通を継続
ビデオ会談では、両首脳が国際問題や地域情勢など、共通の関心を持つ幅広いテーマについても踏み込んだ意見交換を行いました。そのうえで、今年を通じて戦略的な意思疎通を維持していくことで一致しました。
首脳レベルでの定期的な対話は、立場のすり合わせや、緊張のコントロールにもつながります。中ロ両国は、対話のチャンネルを確保し続けることで、国際社会に対しても安定した姿勢をアピールした形となりました。
なぜこのニュースが重要か
国際ニュースとして今回の会談が注目されるのは、次のようなポイントがあるためです。
- 不確実性が高まる国際環境のなかで、中ロ両国が「安定」と「強靱性」をキーワードに関係強化を打ち出したこと
- 互いの「正当な利益」を守ると明言し、戦略的な相互支持を続ける姿勢を示したこと
- 国際・地域問題での緊密な意思疎通を維持する方針を確認したこと
中国とロシアという大国どうしの関係は、世界全体の政治や経済のバランスにも影響を与えます。両国が今後どのようなかたちで協力を進めていくのかは、アジアや欧州を含む多くの国や地域にとって重要な関心事となりそうです。
国際ニュースを読み解くうえでは、首脳どうしの言葉や会談のトーンの変化が、外交方針のシグナルになることが少なくありません。今回の中ロ首脳のやり取りも、その一つとして今後の動きを見ていく必要があると言えるでしょう。
Reference(s):
Xi: Stable China-Russia ties will help address external uncertainties
cgtn.com








