春節前の重慶・磁器口古鎮 ランタンに灯る1000年の街
春節前の重慶・磁器口古鎮、ランタンで彩られる1000年の街
中国・重慶市にある磁器口古鎮が、春節(旧正月)を前に色とりどりのランタンでライトアップされ、夜の街が華やかな雰囲気に包まれています。1000年以上の歴史を持つ古い街並みが光に照らされる様子は、国際ニュースを日本語で追う読者にも、中国の春節ムードを伝える印象的な光景です。
ランタンの光で一変する古鎮の夜
2025年12月現在、磁器口古鎮では、通りや建物が鮮やかなランタンで飾られ、春節の到来を告げる祝祭ムードが高まっています。赤や黄金色を基調とした明かりが並ぶことで、古い街の輪郭が夜空に浮かび上がり、訪れる人々を温かく迎え入れているようです。
ランタンは、春節に向けて家内安全や幸福を願う象徴的な飾りでもあります。歴史ある町全体がその光で満たされることで、日常の風景が一気に「特別な時間」に切り替わっていきます。
自然の地形と調和して築かれた「1000年の街」
磁器口古鎮は、自然の地形と調和するかたちで築かれてきたとされ、1000年以上の歴史を重ねてきました。起伏のある地形を生かした構造の中に、伝統的な住宅が連なり、古い寺院が点在する景観は、この古鎮を特徴づけるものです。
こうした街並みは、単なる観光名所というだけでなく、中国の都市がどのように自然と共存しながら発展してきたのかを伝える「生きた歴史資料」としても注目されています。春節前のライトアップは、その歴史的な背景を、光という分かりやすい演出で可視化しているとも言えます。
なぜ春節シーズンに注目が集まるのか
春節は、中国で一年の中でも最も重要な祝祭の一つとされ、家族が集まり、新しい一年の幸運や健康を祈る時期です。近年は、歴史ある街や古鎮が、この時期にあわせてライトアップや飾り付けを行い、伝統文化を体感できる場として注目されるようになっています。
重慶の磁器口古鎮も例外ではなく、
- 1000年以上続く歴史
- 自然の地形と調和した町並み
- 伝統的な住宅と古い寺院の景観
- 春節前のランタンによるライトアップ
といった要素が重なり、「過去」と「現在」が交差する春節シーズンならではの風景をつくり出しています。
変わらない土台の上で、変わり続ける街
歴史ある建物や寺院は大きく姿を変えない一方で、ライトアップのような演出や、春節に向けた装飾の工夫は、その時々の感性や技術を反映しています。磁器口古鎮のランタンに照らされた風景は、そうした「変わらないもの」と「変わり続けるもの」が同時に存在する、中国の今を象徴する一場面と言えるでしょう。
日本から国際ニュースを日本語で追う私たちにとっても、このような街の姿を知ることは、数字や経済指標だけでは見えてこない、中国の人々の日常や季節感をイメージする手がかりになります。来年の春節が近づくなか、重慶の古い街がランタンの光でどのような表情を見せているのか、想像を巡らせてみるのも一つの楽しみ方ではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








