CBA広州、郭艾倫40得点も敗戦 ベイコンに惜敗し6連敗
中国バスケットボール協会(CBA)のレギュラーシーズンで、広州ロングライオンズがホームでベイコン・ロイヤルファイターズに113対116で惜敗し、エースガードの郭艾倫(グオ・アイルン)が今季自己最多の40得点を挙げながらも、チームは6連敗となりました。
- 郭艾倫がフィールドゴール13/25、3ポイント3/9、フリースロー11/13で40得点
- 広州は最大7点リードから逆転され、連敗は6に
- ベイコンはこれで4連勝、終盤の勝負強さを印象づける内容に
郭艾倫、1,017日ぶりの40得点超え
ホームの広州でプレーするベテランガード、郭艾倫はこの日、シュートの切れ味を取り戻しました。フィールドゴール13本成功(25本中)、3ポイントシュート3本成功(9本中)、フリースロー11本成功(13本中)と高確率で得点を重ね、合計40点をマークしました。
この40得点は、2022年4月7日以来、1,017日ぶりに到達した大台とされています。長いブランクを経て再び爆発力を示した形ですが、チームの勝利にはつながらなかったことが、今回の試合の難しさを物語っています。
試合の流れ:リードが何度も行き来
前半:ベイコンが一歩リード
第1クォーターは互角の立ち上がりでした。広州が11対6と先行したものの、ベイコンが8対2のラン(連続得点)で逆転。終了間際にはアメリカ出身のガード、グラント・リラーがジャンプシュートを決め、28対27とビジターチームが1点リードで最初の12分を終えます。
第2クォーター序盤も流れはベイコン。リラーを中心に15対6のランで一気に43対33と二桁リードを奪います。ここから広州は郭艾倫の8連続得点に加え、リウ・ヤンチョンが3ポイントを2本連続で沈め、49対49の同点に追いつきますが、前半終盤は再びベイコンが主導権を握ります。ジャレッド・サリンジャーとジュ・ソンウェイがインサイドに積極的に攻め込み、ハーフタイムには68対59と9点リードを確保しました。
第3クォーター:郭艾倫の14得点で3点差に
第3クォーターに入っても、広州の攻撃はほぼ郭艾倫が担いました。この10分間だけで14得点を挙げ、3ポイントも2本成功。個人技とシュート力で追い上げを牽引し、最終クォーター開始時点でスコアは94対91、ベイコン3点リードまで詰め寄ります。
第4クォーター:最大7点リードからの痛恨の逆転負け
最終クォーター序盤、広州の反撃はさらに加速します。郭艾倫がゲームメイク役に回り、リ・シャンボーやタイジャー・マコールへのアシストからレイアップが次々と決まり、残り5分を切った時点で広州が111対104と7点リードを奪いました。
しかしここから流れが一変します。チャン・ファンとジュ・ソンウェイが得点を重ね、ベイコンが10対0のランを披露。スコアは一気に114対111と逆転されます。その後、郭艾倫がドライブでファウルを誘ってフリースロー2本を沈め、広州も粘りを見せますが、終盤にチャン・ファンもフリースローを2本決めて116対113に。
最後は残り3秒、広州のタイジャー・マコールが同点を狙った3ポイントを放ったもののリングを外し、ベイコンがアウェーで薄氷の勝利をつかみました。これでベイコンは4連勝、広州は連敗が6に伸びています。
スター依存の難しさと、CBAの競争力
この試合は、スター選手がどれだけ爆発しても、チームとしての終盤の意思決定や守備の集中が勝敗を左右することを示しました。郭艾倫は得点面で圧倒的な存在感を放ちながらも、広州はリードを守り切れず、勝ち切るためのゲームマネジメントが課題として浮かび上がっています。
一方で、ベイコンは終盤の10対0のランに象徴されるように、複数の選手が役割を果たしながら勝機をつかみました。グラント・リラーのゲームコントロール、サリンジャーのインサイド、チャン・ファンとジュ・ソンウェイの勝負どころでの得点など、バランスの取れた戦い方が4連勝につながったと言えそうです。
日本から見るCBA:何が面白いのか
中国本土で行われているCBAは、アジアでも屈指のレベルを誇る男子プロバスケットボールリーグです。今回のように、試合の中で何度も大きなランが生まれ、最後まで勝敗が分からない展開が少なくありません。
日本のバスケットボールファンがCBAを見る際のポイントとしては、
- 郭艾倫のようなスターガードの個人技とゲームメイク
- 外国籍選手と国内選手が混在するロスターの化学反応
- 終盤のランで一気に試合が動く独特のテンポ
などが挙げられます。スコアが大きく動く展開は、ハイライト動画や短尺クリップとの相性も良く、SNS時代の観戦スタイルにもフィットしやすいと言えるでしょう。
今回の広州対ベイコンの一戦は、CBAの一発逆転とスター頼みの難しさを象徴するゲームでした。数字だけでは見えない試合の流れを追いながら、中国バスケのいまを眺めてみるのも面白いかもしれません。
Reference(s):
Guangzhou lose to Beikong despite Guo Ailun's season-high 40 points
cgtn.com








