中国指導部、退職幹部に春節あいさつ 団結と現代化への決意示す
2025年1月29日の春節(旧正月)を前に、習近平国家主席(中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席)ら中国の指導部が退職した高級幹部を訪問し、新年のあいさつと団結のメッセージを伝えました。2025年の中国政治と国際ニュースを考えるうえで、象徴的な動きとなっています。
- 春節を前に、習近平氏らが退職した高級幹部にあいさつ
- 退職幹部は、この1年の党の取り組みを高く評価
- 習近平氏の「核心」としての位置づけと、中国式現代化への期待を表明
2025年春節を前に行われた訪問
春節は2025年1月29日に当たり、その前に習近平氏をはじめとする中国の指導部は、退職した高級幹部のもとを訪ねたり、関係者に訪問を託したりして、直接あいさつを伝えました。
習近平氏らは、退職幹部に対して春節の祝意とともに、健康と長寿を願う言葉をかけました。長年、党や国家の仕事を担ってきた人びとに対し、ねぎらいと敬意を示した形です。
退職幹部が示した「全面的な支持」
こうした訪問に対し、退職した高級幹部らは、中国共産党中央委員会がこの1年間に進めてきた取り組みを高く評価しました。また、習近平氏が党の中央および党全体において「核心」とされる位置にあることについて、心からの支持を表明しました。
退職幹部からの評価と支持は、現在の指導部の路線に対し、過去の指導層との間で継続性が保たれていることを示すメッセージとも受け止められます。世代を超えた結びつきを強調することで、党内の一体感を印象づける狙いもにじみます。
党・軍・各民族の団結と「中国式現代化」への期待
退職幹部らはあわせて、党、軍、そして各民族の人びとが、習近平氏を核心とする党の中央委員会の周りに、これまで以上に緊密に団結していくことへの期待を示しました。
その目的として挙げられたのが、「より強い国」を築き上げることと、「中国式現代化」と呼ばれる道を通じて国家の復興を実現することです。中国式現代化という表現には、中国の実情に即した形で経済や社会の発展を進めるという意味合いが込められていると考えられます。
退職幹部へのあいさつが持つ意味
退職した高級幹部への春節あいさつは、単なる年中行事にとどまらず、いくつかのメッセージを含んでいると見ることができます。
- 長年の貢献に対する感謝と敬意の表明
- 現在の指導路線への支持が広く共有されていることの強調
- 党・軍・各民族の団結を呼びかけるシグナル
とくに今回は、国を強くし、国家の復興を進めるという方向性が改めて示されました。退職幹部の発言の形をとりつつ、今後もこの路線を軸に政策を進めていくという意思が示されたといえます。
2025年の中国政治と国際ニュースとしての読み方
2025年初めに行われた今回の動きは、中国政治の内部における結束のアピールであると同時に、外部に向けた安定性のメッセージとしても位置づけられます。党の指導力、軍との関係、各民族の団結というキーワードは、対外的にも注目されるポイントです。
日本を含む周辺国や国際社会にとっては、中国が「強い国づくり」や「中国式現代化」を掲げ続けるなかで、どのように内政と外交を組み立てていくのかが焦点となります。今回の春節あいさつは、その方向性を読み解く一つの手がかりといえるでしょう。
スマートフォンでニュースを追う読者にとっても、このような動きは、中国のリーダーシップや国内の結束をどう示しているのかを考えるきっかけになります。退職幹部の言葉として語られた「団結」と「現代化」という二つの軸が、2025年以降の中国を理解するキーワードになりそうです。
Reference(s):
Chinese leaders extend Spring Festival greetings to retired officials
cgtn.com







