木製イスのban deng long 360メートルの龍舞で2025年春節を迎える
中国浙江省仙居県の安山村で、木製のイスをつないで作る全長360メートルの龍が、2025年の春節(旧正月)を迎えるために村中をくねるように進みました。力強さと団結、そして幸運を願うこの木製イスの龍舞は、デジタル時代のいまも地域に息づく民俗文化として注目されています。
浙江省・安山村で受け継がれる木製イスの龍舞
中国の浙江省仙居県にある安山村では、春節を前に、村人たちが伝統の木製イスの龍舞を披露しました。木製のスツールを組み合わせて龍の姿をかたどった木製イスの龍は、全長が約360メートルにもおよび、村の通りを蛇行しながら進んだとされています。
この龍舞は、村人たちの手によって動き出し、一本の長い龍が村をめぐる光景を生み出します。その姿は、地域の人々の結束とエネルギーを象徴しているようです。
ban deng long(バン・ドン・ロン)という民俗芸術
この木製イスの龍は、中国語でban deng long(バン・ドン・ロン)と呼ばれる独特の民間芸術だとされています。何百年もの歴史を持つとされるこの行事には、次のような願いが込められています。
- 困難に立ち向かう力強さ
- 人々の団結とまとまり
- 新しい一年の幸運
身近な木製のイスを素材に生まれた龍は、豪華な装飾こそなくても、地域の人々の思いを集めた象徴的な存在になっています。
ヘビ年の幕開けとなる2025年の春節
2025年の中国の旧正月である春節は、ヘビ年の始まりにあたりました。2025年の春節は、中国各地でさまざまな伝統行事や祝祭とともに祝われました。安山村の木製イスの龍舞も、そのような春節の祝い方のひとつとして位置づけられます。
民俗文化が映し出す地域のつながり
日常生活がデジタル化し、人とのつながり方が変化していると言われるなかで、安山村の木製イスの龍舞は、人びとが同じ場所に集まり、自分たちの手で新年を祝うスタイルを示しています。
木製イスという身近な道具を組み合わせた龍が村を進む姿は、一緒に作ること、一緒に動かすことを大切にする価値観を映し出しているとも言えます。読者のみなさんの身近にも、形は違っても、地域をつなぐ行事や祭りがあるのではないでしょうか。
安山村の木製イスの龍舞は、春節という大きな節目を前に、人々がどのように希望や願いを形にしてきたのかを静かに語りかけています。
Reference(s):
cgtn.com








