パリで春節ガラ前夜祭 CMGが文化イベント開催
中国の国際メディアであるChina Media Group(CMG)は、春節ガラの雰囲気を一足早く届けるイベント「Prelude to the Spring Festival Gala」を、フランスの首都パリで開催しました。春節が国際ニュースとしてどのように位置づけられているのかを考えるうえで、注目すべき動きです。
パリで春節ガラ前夜祭イベント
CMGが開いた今回のイベント「Prelude to the Spring Festival Gala」は、現地時間の金曜日、パリ市内で行われました。中国の旧正月「春節」の本番を前に、その魅力や雰囲気を紹介する「前夜祭」のような位置づけです。
会場では、春節ガラにつながるコンテンツや演出が紹介されたとみられ、パリに暮らす人びとに向けて、中国文化に親しむきっかけを提供したと考えられます。
慎海雄氏がビデオメッセージ
イベントでは、中国共産党中央委員会宣伝部の副部長であり、CMGの社長を務める慎海雄(シェン・ハイシオン)氏がビデオメッセージを寄せました。
慎氏はメッセージのなかで、春節が世界で広く認知されつつあることを強調しました。昨年、春節はユネスコの無形文化遺産に登録されており、いまや中国国内だけでなく、各地で祝われる「世界的な祝祭」としての存在感を高めています。
ユネスコ無形文化遺産としての春節
ユネスコの無形文化遺産とは、祭りや伝統芸能、口承伝統など、形のない文化を未来の世代に受け継いでいくために登録・保護していく制度です。春節がそのリストに加わったことは、この行事が一国の枠を超えた文化的価値を持つと国際的に認められたことを意味します。
春節は、家族が集まり、新しい一年の平安や健康を願う行事として知られています。最近では、アジア以外の都市でも関連イベントが開かれるなど、世界各地で「春節のある風景」が少しずつ広がっています。今回のパリでのイベントも、そうした流れの一つといえます。
文化イベントが映し出す「ソフトパワー」
今回の「春節ガラ前夜祭」は、単なるエンターテインメントにとどまらず、文化を通じた交流や理解を深める場という側面も持っています。国境を越えて祝われる行事は、その国や地域のイメージを左右する「ソフトパワー」の一部としても機能します。
特に、パリのように多様な文化が交差する都市で開かれるイベントは、現地の人びとだけでなく、観光客や留学生など、さまざまな背景を持つ人々にアプローチできるのが特徴です。春節が世界の祝日として共有されることは、アジアと欧州、さらにはグローバルな市民社会をつなぐきっかけにもなります。
日本の読者にとっての意味
日本でも、中国やアジアの祝祭をテーマにしたイベントやコラボレーションが増えています。今回のパリでの動きは、次のような問いかけにもつながります。
- アジア発の祝日や文化イベントを、世界はどのように受け止めているのか
- 日本の都市は、国際的な文化イベントをどのように発信していくのか
- 自分自身は、異なる文化の祝日や行事とどう向き合っていきたいのか
国際ニュースを日本語で追いかける私たちにとって、パリで開かれた春節ガラ前夜祭は、単なる海外イベントではなく、「祝う」という行為を通じて世界がゆるやかにつながっていくプロセスの一場面でもあります。
来たる春節シーズンに向けて、世界各地でどのような取り組みが行われるのか。今後の動きにも注目していきたいところです。
Reference(s):
CMG holds 'Prelude to the Spring Festival Gala' event in Paris
cgtn.com








