ハルビン2025へ、中国マカオ男子アイスホッケーチームの挑戦 video poster
2025年2月7日に中国東北部・黒竜江省ハルビン市で開幕した第9回アジア冬季競技大会(ハルビン2025)。この国際ニュースの舞台裏で、中国マカオの男子アイスホッケーチームは、プロ選手ゼロのチームとして静かな注目を集めました。大会前、彼らは中国南部・広東省深圳市で最終合宿を行い、本番に向けた準備を進めていました。
プロ選手ゼロ、平均年齢23歳のチーム
この男子アイスホッケーチームには、いわゆるプロ選手はいません。消防士やオフィスワーカー、さらには10代の若いメンバーまで、さまざまな背景を持つ人たちで構成されています。
チームが結成されたのは約20年前で、現在のメンバーの平均年齢は23歳です。全員がマカオ出身で、キャプテンのLeong Chon Kong選手は設立当初からチーム一筋でプレーしてきました。
マカオでのアイスホッケー環境は決して恵まれているとは言えませんが、それでもLeong選手はこの競技を愛し続け、次の世代の若い選手たちが夢を追い続けられるよう、力になりたいと考えています。
唯一のリンク閉鎖、それでも続いた週3回の遠征練習
マカオ特別行政区内で唯一のアイスリンクが閉鎖された後も、チームは練習を諦めませんでした。メンバーたちは週3回、中国南部・広東省珠海市まで移動し、リンクを借りて練習を続けてきました。
移動にかかる時間や費用の負担があっても、彼らは週3回の遠征練習を重ねてきました。その積み重ねが、アジア冬季競技大会という国際大会への出場につながっています。
深圳での最終合宿:標準サイズのリンクで本番をシミュレーション
アジア冬季競技大会の開幕を控えたある金曜日、中国マカオの男子アイスホッケーチームは、中国南部・広東省深圳市で最終合宿を行いました。
深圳には標準サイズのアイスリンクがあり、ハルビンでの試合に近い環境で練習することができます。この合宿では、ハルビン2025での試合を想定した実戦的なシミュレーションが行われました。
2025年2月7日に中国東北部・黒竜江省ハルビン市で開幕した第9回アジア冬季競技大会(ハルビン2025)に向けて、この深圳での合宿は、チームにとって重要な仕上げの機会となりました。
「好き」を支える環境をどうつくるか
消防士やオフィスワーカー、10代の若者が一つのチームとなり、リンクの少ないマカオから遠征を繰り返してハルビン2025を目指した今回の物語は、冬季スポーツの可能性と同時に、スポーツ環境づくりの課題も映し出しています。
十分な施設がなくても、競技を続けたいと願う人はいます。その思いをどう支え、次の世代につなげていくのか。中国マカオの男子アイスホッケーチームの歩みは、アジアのスポーツと地域コミュニティのこれからを考えるヒントを与えてくれます。
あなたなら、自分の好きなことのために、どこまで時間とエネルギーをかけられるでしょうか。ハルビン2025の氷上に立った彼らの姿は、その問いを静かに投げかけています。
Reference(s):
cgtn.com








