中国の春節、夜空を染めた花火 ヘビ年の幕開けを映す光
今年の春節(旧正月)の大みそか、中国各地の夜空がまばゆい花火と爆竹の音に包まれました。邪気を払い、幸運を呼び込むとされる花火のなかで、人びとはヘビ年の到来を祝いました。
中国各地の夜空を彩った春節の花火
中国の春節は、一年のなかでもっとも大きな祝祭のひとつです。ことしの春節前夜も、大都市から地方の町や村に至るまで、人びとは思い思いの花火を打ち上げ、夜空に光の模様を描きました。
街の広場や住宅街の路地など、日常の風景が一瞬で光のステージに変わります。色とりどりの花火が連続して打ち上がるたびに、歓声や笑い声が響き、新しい一年を迎える高揚感があたりを満たしました。
爆竹と花火に込められた願い
春節の花火や爆竹には、古くから「邪気を払い、悪いものを遠ざける」という意味が込められているとされています。大きな破裂音やまぶしい光には、悪いものを驚かせて追い払う力があると信じられてきました。
その一方で、花火は「福(しあわせ)」を呼び込む象徴でもあります。華やかな光に包まれた瞬間、多くの人びとは家族の健康や仕事の成功、学業成就など、それぞれの願いを静かに心のなかで描きます。
ヘビ年のスタートを照らす光
ことしの春節で人びとが迎えたのは、十二支のひとつであるヘビの年です。花火が夜空を走る姿は、しなやかにうねるヘビのイメージとも重なり、新しい一年の始まりを象徴的に照らし出しました。
家族や友人と並んで空を見上げながら、これから始まる一年をどんな年にしたいかを語り合う光景も各地で見られました。花火の光が消えたあとも、その時間に交わされた言葉や願いは、静かに心のなかに残り続けます。
日本から眺めるアジアの年越し文化
日本では主に1月1日の新年を中心に祝いますが、中国をはじめアジア各地では、旧暦にもとづく春節が一年の大きな節目になっています。夜空を埋め尽くす花火や爆竹の音は、隣り合う地域の文化の近さと多様さを感じさせます。
オンラインで共有される動画や写真を通じて、日本にいる私たちも春節の熱気や高揚感を身近に感じることができます。画面越しに見上げる花火は、国境を越えて人びとの「よい一年になりますように」という思いをつなぐ、小さな窓でもあります。
Reference(s):
cgtn.com








