春節連休で中国の旅行需要が急増 世界遺産登録後初の8連休
春節連休で中国の旅行需要が急増 世界遺産登録後初の8連休
2025年1月28日に始まった春節(旧正月)の連休で、中国では旅行への熱気が一気に高まりました。世界遺産登録後初となる春節であり、法定の8連休が大みそかから始まる初めての年となったことで、観光と文化消費が大きく押し上げられた形です。
世界遺産登録と「法定8連休」が変えた春節
今年の春節は、その関連文化が世界遺産に登録されてから初めて迎える祝祭となりました。さらに、中国では春節の法定休日が拡大され、新たに8連休となったうえ、その初日が春節前夜の大みそかに設定されました。
この制度変更により、大みそかそのものが観光とレジャーの重要な1日に変わりました。従来は家族で自宅に集まり静かに過ごすイメージが強かった大みそかですが、今年は連休のスタートとして外出需要が一気に高まったとみられます。
団らんの夕食のあとに観光地へ 新しい年越しスタイル
春節の大みそかには、家族で囲む団らんの夕食(reunion dinner)が欠かせません。今年はこの夕食のあとに、家族そろって観光地やイベント会場を訪れるスタイルが広がりました。
夜更かしをしながら新年を迎える過ごし方が、テレビを見たり自宅でゲームをしたりする時間から、街に出てライトアップやイベントを楽しむ時間へと変化している様子がうかがえます。
オンライン旅行プラットフォームのデータが示す変化
中国の大手旅行プラットフォームの一つであるオンライン旅行サービス・同程旅行(Tongcheng)によると、大みそかのツアー予約は前年比で2倍以上に増えました。春節連休の初日には、検索キーワードとして「廟会(寺院の祭り)」「ランタンフェスティバル」「影絵芝居」「花の展示会」といった語が並び、伝統文化に関連したイベントへの関心の高さが目立っています。
観光そのものだけでなく、伝統芸能や季節の花を楽しむ行事など、文化体験型の消費が春節の過ごし方の中心に入りつつあることがうかがえます。単なる移動ではなく「何を体験するか」を重視する傾向が強まっていると言えそうです。
日本の読者にとってのポイント
今回の春節連休の動きは、日本の読者にとっても示唆に富んでいます。祝祭日と観光・文化イベントを組み合わせることで、家族の時間を保ちながら、夜間のにぎわいや地域の消費を高めることができる可能性があるからです。
2025年も終わりに近づくなかで、年末年始の予定を考える読者も多いはずです。中国の春節連休で見られた「家族での団らん+夜の観光や文化イベント」という組み合わせは、日本の大型連休や年末年始の過ごし方を見直すうえでも、一つのヒントになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








