ハルビン・ヤブリスキー場に集結した「リトルポテト」たちとアジア冬季競技大会
南から北へ集まった「リトルポテト」たち
2025年の冬、黒竜江省ハルビン市のヤブリスキー場が、色とりどりのスキーウェアに身を包んだ子どもたちでにぎわっています。中国南部からやってきた数百人の若いスキーヤーたちは、親しみを込めて「リトルポテト」と呼ばれ、雪山での初めての本格的なチャレンジに胸を躍らせています。
ゲレンデには笑い声と歓声が絶えません。まだ滑り始めたばかりの初心者も多く、途中で転んで雪まみれになる子もいれば、コースを最後まで滑り切ってガッツポーズを見せる子もいます。一回一回の滑走に、緊張と期待、そして達成感がぎゅっと詰まっています。
第9回アジア冬季競技大会を前に高まる空気
ヤブリスキー場が特に注目を集めているのは、まもなく第9回アジア冬季競技大会が開催されるためです。国際大会の会場となる雪山で、若い世代が同じ斜面を滑っている光景は、中国の冬のスポーツが新しい段階に入っていることを象徴しているように見えます。
「リトルポテト」たちにとって、ここは単なるレジャー施設ではなく、アジアのトップアスリートが戦う舞台に自分の足で立ってみる場所でもあります。将来、この中から本当に大会に出場する選手が生まれるのかもしれない、そんな想像もかき立てられます。
雪になじみの薄い地域からのチャレンジ
今回ヤブリスキー場を訪れているのは、中国南部など、ふだん雪と触れ合う機会が比較的少ない地域の子どもたちです。慣れない寒さに頬を赤くしながらも、彼らは好奇心と冒険心を前面に出してゲレンデに挑みます。
初めて板を履き、最初の一歩を踏み出すまでに時間がかかる子もいますが、一度滑り出せば、転んで笑い、起き上がってまた滑ることを繰り返します。その姿は、「失敗しながら学ぶ」冬のスポーツの魅力そのものと言えます。
広がる冬のスポーツ文化という視点
こうした「リトルポテト」たちの姿は、中国で冬のスポーツへの関心が高まりつつあることを分かりやすく示しています。単に競技としてのスキーやスノーボードが注目されているだけでなく、家族や友人と楽しむ新しい余暇のスタイルとして定着しつつあることがうかがえます。
特に、子どものころに雪山での体験を持つことは、冬のスポーツを長く楽しむきっかけにもなります。今回のような機会を通じて、「雪国」でない地域に住む子どもたちにも、冬のスポーツが身近な選択肢として届き始めていると考えられます。
アジア冬季競技大会がもたらす広がり
第9回アジア冬季競技大会は、アジア各地の選手が雪と氷の競技で競い合う国際大会です。その開催を控えたヤブリスキー場で、若い世代がスキーに親しんでいるという事実は、アジア全体の冬のスポーツの裾野が広がっていることを示す一つの場面でもあります。
大会本番の迫力あるレースだけでなく、そこにつながる「はじめの一歩」を踏み出す子どもたちの挑戦にも、私たちは目を向けてみる価値があります。彼らの笑顔と転びながらのチャレンジが、次の冬のスポーツの主役を生み出す土壌になっていくのかもしれません。
読者への問いかけ
スマートフォン越しにこのニュースを読んでいる私たちにとっても、「リトルポテト」たちの姿は、自分が新しいことに挑戦するときの姿と重なるところがあるかもしれません。この冬、もし自分が何か一つ新しいことに挑戦するとしたら、どんなことを選ぶでしょうか。アジア冬季競技大会とヤブリスキー場での子どもたちの姿は、そんな小さな問いを静かに投げかけています。
Reference(s):
'Little Potatoes' hit the slopes at Harbin's Yabuli Ski Resort
cgtn.com








