南シナ海・Huangyan Dao周辺で中国軍と海警がパトロール強化
南シナ海・Huangyan Dao周辺で中国軍と海警がパトロール強化
南シナ海のHuangyan Dao(黄岩島)周辺で、中国人民解放軍と中国海警局がパトロールを強化していると発表しました。今年1月以降、海空域での警戒とコントロールを高め、国家主権や安全、海洋権益を守る姿勢を改めて示しています。
今月の金曜日、南部戦区が戦備パトロールを実施
中国人民解放軍の南部戦区は、12月上旬の金曜日に、中国のHuangyan Daoおよびその周辺海域・空域で戦備パトロールを実施したと明らかにしました。
南部戦区の声明によると、同戦区は今年1月以降、同地域でのパトロールと警戒態勢を継続的に強化してきたとしています。あわせて、関連する海域と空域に対するコントロールをさらに高めることで、国家主権と安全を断固として守り、南シナ海の平和と安定を維持する考えを示しました。
中国海警局も同じ日に法執行パトロール
同じ金曜日には、中国海警局(China Coast Guard, CCG)もHuangyan Daoとその周辺の領海で法執行パトロールを行ったと発表しました。
中国海警局の声明によれば、今年1月の初めから、この海域での法執行パトロールを一段と強化しているとしています。関連する海域に対するコントロールを高めることで、国家の領土主権と海洋権益を断固として守ると強調しました。
軍の戦備パトロールと海警の法執行パトロール
今回の発表では、軍と海警がそれぞれ「戦備パトロール」と「法執行パトロール」という異なる役割を明確にしています。軍は主に安全保障や戦備態勢の維持を担い、海警は法執行を通じて現場の秩序維持を担当する形です。
両者の動きを整理すると、次のようなポイントが見えてきます。
- 今年1月以降、Huangyan Dao周辺でのパトロールを継続的に強化していること
- 海域だけでなく空域も含めたコントロールの強化が強調されていること
- 目的として、国家主権・国家安全・領土主権・海洋権益の保護が明示されていること
- 南シナ海の平和と安定維持を掲げていること
軍と海警が同じ日にそれぞれパトロールを実施したと発表したことから、この海域の管理や警戒において、軍事面と法執行面の両方から対応を強めている様子がうかがえます。
南シナ海情勢を見るための視点
今回の動きは、南シナ海に関する国際ニュースをフォローするうえで、次のような点を考える手がかりになります。
- パトロールの頻度や範囲は、各国・各機関がその海域をどれだけ重視しているかの指標になり得ること
- 声明の中で「断固として守る」といった表現が繰り返されている点から、主権や安全保障に対する強い意思が示されていること
- 軍と海警が並行して動いていることは、海域の秩序維持を軍事と法執行の両面から進めようとする姿勢を反映している可能性があること
今後も、南シナ海とHuangyan Dao周辺でのパトロールの動きや、関連する発表の内容がどのように変化していくのかは、国際ニュースや安全保障を考えるうえで注目されそうです。
Reference(s):
PLA Southern Theater Command, CCG conduct patrols around Huangyan Dao
cgtn.com








