香港・珠海・マカオ大橋で過去最多の1日15万6000人 春節連休の人流が急増
香港・珠海・マカオ大橋の珠海口岸で、春節(旧正月)の大型連休中に開通以来最多となる1日15万6000人の往来が記録されました。2024年のデータからは、広東省と香港特別行政区、マカオ特別行政区を結ぶこのルートの人の流れが大きく変化している様子が見えてきます。
春節連休の4日間で延べ45万4000人超が往来
香港・珠海・マカオ大橋の珠海口岸では、春節連休前半の金曜日に入出境の旅客数が156,000人に達し、2018年の開通以来、1日の利用者数として過去最多を更新しました。
全長55キロの香港・珠海・マカオ大橋は、中国の香港特別行政区、マカオ特別行政区と広東省珠海市を結ぶ、世界最長の橋と海底トンネルから成る海上横断ルートです。
珠海の出入境当局によると、春節連休の最初の4日間(火曜日から金曜日)に珠海口岸を通過した旅客は延べ454,000人以上、車両は69,000台以上に上り、いずれも前年比でそれぞれ22%、32%増加しました。
2024年は「10倍増」 日常利用も拡大
2024年を通じてみると、珠海口岸で1日の旅客数が100,000人を超えた日は50日あり、2023年と比べて10倍に増えました。短期間のピークだけでなく、年間を通じた利用の底上げが進んでいることが分かります。
また、2024年には香港またはマカオのナンバープレートを付けた車両による通行が300万件以上記録され、珠海口岸の総交通量の55%を占めました。個人や企業が所有する車が日常的に国境をまたいで行き来している姿が浮かび上がります。
人の流れの変化が示す3つのポイント
こうした数字からは、広東省と香港特別行政区、マカオ特別行政区を結ぶ人の流れの変化が見えてきます。背景として、次のような点が考えられます。
- 観光や帰省を中心とした春節シーズンの需要の高まり
- 車両通行に関する制度整備などによる利便性の向上
- ビジネスや通勤、日常の買い物など、日常利用の拡大
特に、車両通行の過半数を香港・マカオのナンバープレート車が占めていることは、両特別行政区と広東省側との往来が観光だけにとどまらず、生活圏としての一体感を強めていることを示唆しています。
日本の読者が押さえておきたい視点
香港・珠海・マカオ大橋の利用増加は、単なる観光名所の人気以上の意味を持っています。データが示すのは、大規模インフラが地域経済や人の移動のパターンをどのように変えるのかという生きたケーススタディです。
日本でも、高速道路や新幹線、空港の整備が地域の関係性を大きく変えてきました。同様に、広東省と香港特別行政区、マカオ特別行政区をつなぐこの橋の利用動向を追うことは、アジアの経済圏の変化を読み解くヒントにもなります。
2024年の数字は、今後もこのルートがビジネスと観光、そして人々の日常生活を支える重要な交通インフラとして存在感を高めていく可能性を示しています。
Reference(s):
Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge sees record daily passenger trips
cgtn.com








