中国春節映画興行収入が過去最高90億元 2025年世界首位スタート
中国春節映画興行収入が過去最高90億元 2025年世界首位スタート
2025年の春節連休で、中国の映画興行収入が過去最高の90億元(約12.4億ドル)を突破し、今年の世界映画市場で北米を上回るスタートを切りました。
春節シーズンだけで90億元超に
映画データプラットフォーム「Beacon Pro」によると、2025年の春節興行シーズン(1月28日〜2月4日)の中国映画市場の興行収入(前売りを含む)は、2月4日14時11分時点で90億元を超えました。
この期間中、中国の映画館では次のような動きが見られました。
- 1月28日から2月4日までの8日間で累計興行収入が90億元超
- 日別の興行収入が6日連続で10億元を突破
- 春節連休中を通して、映画館が主要な娯楽スポットとして定着
世界の興行収入ランキングで首位に
こうした好調な動きを背景に、中国の映画市場は2025年これまでの世界興行収入ランキングで、北米市場を上回りトップに立っています。
年初の時点で世界首位となることは、次のような意味を持ちます。
- 世界の配給会社や制作会社にとって、中国市場の重要性が一段と増していることの確認
- 大型連休に観客が集中する、中国特有の興行カレンダーの存在感の高まり
- 世界全体の興行トレンドが、必ずしも北米中心ではなくなりつつあるというシグナル
なぜ春節に映画が盛り上がるのか
春節(旧正月)は、中国で最も大きな連休であり、多くの人が家族や友人と過ごします。そのなかで映画鑑賞は、世代を問わず楽しめる定番のレジャーになっています。
春節シーズンには、家族向け作品や話題性の高い作品が集中して公開されることが多く、「春節檔(しゅんせつとう)」と呼ばれる興行の書き入れ時が形成されています。2025年もその流れが一段と強まり、記録的な興行収入につながったとみられます。
日本の観客・業界にとっての意味
日本の観客にとっても、この数字は「海外映画=ハリウッド中心」という見方を見直すきっかけになりそうです。中国発の作品が、今後さらに国際的な配給や配信で目に触れる機会が増える可能性があります。
また、日本の映画業界にとっても、大型連休やイベントに合わせた作品投入や、アジア市場全体を見据えた企画の重要性が増していくと考えられます。2025年の春節興行の記録は、アジアの映画市場が世界の中心の一つになりつつあることを象徴する出来事と言えるでしょう。
Reference(s):
Nine billion yuan: China's Spring Festival box office hits record high
cgtn.com








