ABNアムロ・オープン男子テニス:チャン・ジージェン初戦敗退、アルカラスは辛勝
ABNアムロ・オープン男子シングルス:チャン・ジージェンが第4シードに屈する
男子テニスの国際大会ABNアムロ・オープン(オランダ・ロッテルダム)で、中国出身のチャン・ジージェン(Zhang Zhizhen)は第4シードのロシア選手アンドレ・ルブレフに6-3、6-4のストレートで敗れ、男子シングルス1回戦敗退となりました。
第1セットはルブレフが主導権、粘りのキープも届かず
両者の対戦はこれが4度目で、過去3戦はすべてルブレフが勝利していました。第1セットでは、第4ゲームでチャンのサービスがブレークされる苦しい展開となります。2-5とリードを許した第8ゲームでは、チャンが6本のセットポイントをしのいでサービスキープし、一矢報いる形でセットをつなぎましたが、第9ゲームをルブレフがきっちり取り切り、先に1セットを奪いました。
第2セットも先にブレークを許し、反撃の糸口つかめず
第2セットに入っても流れは変わりません。立ち上がり最初のサービスゲームをルブレフにブレークされ、序盤で0-2とビハインドを背負いました。その後はロシア選手が自らのサービスゲームをすべてキープし、チャンにブレークチャンスらしいブレークチャンスを与えません。第10ゲームではチャンが4本のマッチポイントをセーブして意地を見せましたが、最後は押し切られ、試合をひっくり返すことはできませんでした。
トップシードのアルカラスはフルセットで辛勝
同じ日に行われた試合では、大会第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が、地元ワイルドカードのボティッチ・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)を7-6(3)、3-6、6-1で下しました。昨年の全米オープン2回戦で敗れていた相手に、リベンジを果たした形です。
この日のアルカラスは決してベストコンディションとは言えず、前半2セットだけで40本のアンフォーストエラー(自滅的なミス)を記録しました。一方で、ザンスフルプも8本のダブルフォールト(サーブの二度打ちミス)を犯し、第1セットのセットポイントをダブルフォールトで落とす場面もありました。
オランダ選手は、ベースラインでの安定したラリーと的確なネット突撃で第2セットを奪い返し、試合をタイに戻します。しかし最終セットでもダブルフォールトが続き、流れは再びアルカラスへ。スペインの若きトップ選手は要所で華麗なウィナーを沈め、最後は6-1で試合を締めくくりました。
数字が物語るもの:安定感と集中力の差
今回の2試合からは、トップレベルの男子テニスでは一瞬の隙が勝敗を左右することが改めて浮かび上がります。チャンは要所で粘りを見せ、複数のセットポイントやマッチポイントをしのぎましたが、試合全体を通じて見ると、最初のブレークを許した場面の重さが最後まで響きました。
アルカラスもミスの多さに苦しみましたが、タイブレークや最終セットといったここ一番で集中力を高め、積極的に攻め切ることで流れを取り戻しました。本人も試合後に、苦しい局面で集中を切らさず、良いテニスが戻ってくると信じてプレーし続けたと振り返っています。
アジア勢と若手トップのこれから
ABNアムロ・オープンは、シーズン序盤の室内ハードコート大会として、男子ツアーの流れを占う大会の一つです。アジアから出場する選手にとっても、自身の現在地を測る貴重な舞台となっています。
チャンにとっては厳しいスタートとなりましたが、世界トップクラスのシード選手と対戦した経験は今後の成長につながるはずです。一方、アルカラスは内容に課題を残しながらも、難しい試合を勝ち切ったことで、次のラウンドに向けて修正の余地と自信の両方を得たと言えそうです。
今後のABNアムロ・オープンでは、ルブレフやアルカラスをはじめとする上位勢がどのように勝ち上がっていくのか、そしてアジア勢がどこまで食い込めるのかに注目が集まりそうです。
Reference(s):
Zhang Zhizhen loses to Andre Rublev in first round at ABN AMRO Open
cgtn.com








