USPSが中国本土・香港からの荷物受け入れ一時停止 国際郵便への影響は
米国の郵便事業を担う米国郵政公社(USPS)が、中国本土と香港特別行政区から米国あてに届く荷物(パーセル)の受け入れを一時停止したことが分かりました。2025年2月4日から適用されたこの措置は、国際郵便や越境ECを利用する人々に影響を与える可能性があります。
USPSが中国本土・香港からの荷物受け入れを一時停止
USPSのウェブサイトによると、同社は中国本土と香港特別行政区からのインバウンド・パーセル(到着する荷物)の受け入れを、追って通知があるまで一時的に停止しました。この変更は2025年2月4日から有効とされています。
一方で、書状やはがきなどのレター類、薄い印刷物などのフラット(封書扱いの薄い郵便物)については、今回の停止措置の対象外であり、取り扱いは継続するとされています。
対象となるのはどのような郵便物か
今回USPSが受け入れ停止の対象としているのは、一般的にパーセルと呼ばれる荷物です。具体的には、商品やサンプル品、ギフトなど、一定の大きさと重量を持つ小包が含まれます。
- 停止対象:荷物・小包(パーセル)
- 継続されるサービス:手紙、はがき、書類などのレター類やフラット
そのため、中国本土や香港特別行政区から米国あてに商品を発送する個人や事業者は、USPS経由での配送が難しくなる可能性があります。
理由は公表されず、背景は不透明
USPSは、今回の受け入れ停止について具体的な理由を明らかにしていません。発表文でも、運休や安全上の懸念、規制上の変更など、どのような事情が影響しているのかについては触れられていません。
一般的に、国際郵便の一時停止や遅延が発生する際には、航空便の運航状況、通関手続きの変更、コストの上昇、自然災害や緊急事態など、複数の要因が絡むことが多いとされています。ただし、今回のUSPSの判断がどの要因によるものかは、この時点で公表されていません。
利用者や企業への影響
この措置によって影響を受けうるのは、主に中国本土や香港特別行政区から米国へ荷物を送る個人や企業です。とくに、オンライン通販や越境ECを通じて米国の顧客に商品を届けている事業者にとっては、配送方法の見直しが必要になる可能性があります。
また、在外家族や友人に向けて、中国本土や香港特別行政区から米国へ生活用品や贈り物を送っている人にとっても、USPSルートを使った発送が難しくなる場面が考えられます。
今できる実務的な対応策
今回のUSPSによる受け入れ停止に直面した場合、個人や企業が取れる主な対策としては次のようなものが考えられます。
- 利用している物流業者や通販プラットフォームの案内を確認し、代替となる配送方法があるかをチェックする
- 今後発送予定の荷物について、USPS経由かどうかを事前に確認し、必要に応じて他の配送手段を検討する
- 米国側の受取人に対し、到着遅延や配送方法の変更がありうることを早めに共有する
- USPSの公式ウェブサイトなどで、サービス再開や条件変更のお知らせが出ていないか定期的に確認する
情報更新に注意しつつ、動向を見守る必要
USPSは、中国本土と香港特別行政区からの荷物受け入れ停止を「追って通知があるまで」としており、発表時点で再開時期は示していません。国際郵便サービスは、各国・地域の事情や物流環境に応じて変更されることがあるため、最新の公式情報を確認しながら対応していくことが重要です。
国際ニュースとしてのインパクトは大きくないように見えても、日常的に国境を越えてモノをやり取りする人にとっては、こうした決定が生活やビジネスに直接響きます。ニュースを追いながら、自分や身近な人の暮らしにどのような影響が及ぶのか、少し立ち止まって考えてみるきっかけになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








