アジア冬季競技大会、中国代表旗手に寧忠巖と劉夢婷
第9回アジア冬季競技大会(アジア冬季大会)の開会式で、中国代表選手団の旗手を務めるのはスピードスケートの寧忠巖(Ning Zhongyan)選手とフリースタイルスキーの劉夢婷(Liu Mengting)選手であることが、水曜日に発表されました。大会は中国東北部の黒竜江省ハルビンで行われ、開会式はこの記事の公開時点(2025年12月8日)から見ると今週金曜日に予定されています。
ハルビンで開かれる第9回アジア冬季競技大会
アジア冬季競技大会は、アジア各国・地域の冬季スポーツ選手が集う国際大会です。ハルビンは冬の厳しい寒さと氷雪文化で知られ、中国におけるウィンタースポーツの拠点の一つとされています。
その開会式で先頭に立つ旗手は、選手団の「顔」として世界に映し出される存在です。今回、中国代表としてリンクと雪上の両方から新世代のエースが選ばれた形になります。
寧忠巖:スピードスケートで「初」を重ねるエース
スピードスケート男子の寧忠巖選手は、近年たびたび歴史を塗り替えてきた存在です。国際スケート連盟(ISU)のスピードスケートワールドカップで、複数の「中国初」を達成しています。
- 2019年12月、カザフスタン・アスタナで行われたISUスピードスケートW杯男子1500メートルで、中国のスピードスケート選手として初めて同種目の金メダルを獲得し、トラックレコード(リンク記録)も更新しました。
- その2年後には、カナダ・カルガリーでのISUワールドカップ男子1000メートルを制し、「国際大会で中国男子として初の1000メートル王者」となりました。
中距離と短中距離の2種目で国際レベルの頂点に立った経験を持つ寧選手が旗手に選ばれたことで、中国スピードスケート陣への期待の高さがうかがえます。
劉夢婷:ビッグエアで台頭するフリースタイルスキーの新星
フリースタイルスキー女子ビッグエアの劉夢婷選手も、ここ数年で存在感を一気に高めた選手です。国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のワールドカップで着実に結果を残しています。
- 2024年3月、フランス・ティーニュで行われたFISフリースタイルスキーワールドカップ女子ビッグエアで銀メダルを獲得し、この大会で初の表彰台に上がりました。
- その後の1月には、オーストリア・クラーゲンフルトで行われた同種目のワールドカップで優勝し、タイトルを手にしました。
トリックの難度と安定感を両立させる劉選手は、短期間でシルバーからチャンピオンへと駆け上がった形です。空中技が中心となるビッグエアは視覚的にも分かりやすく、国際大会では中継映えする種目です。その主役級の選手が旗手を務めることで、雪上競技への注目も高まりそうです。
旗手人事が映す、中国ウィンタースポーツの現在地
今回の旗手に選ばれたのは、リンクとパーク(ジャンプ系種目)のトップ選手という組み合わせでした。これは、氷上と雪上の両方で存在感を示したいという中国代表の姿勢を象徴しているとも言えます。
また、寧選手は1500メートルと1000メートルで、劉選手はビッグエアで、それぞれ「初」のタイトルや表彰台を経験してきました。アジア冬季大会の開会式で2人が旗を掲げて入場する姿は、中国のウィンタースポーツが新しい段階に入っていることを示すシンボルとしても受け止められそうです。
金曜日の開会式で注目したいポイント
開会式は金曜日に予定されており、寧選手と劉選手が中国代表選手団を先導します。中継やニュースでチェックする際には、次のような点に注目すると、大会全体の見方が少し変わってくるかもしれません。
- 旗手の2人がどのような表情で入場するか(リラックスしているか、緊張しているか)
- 選手団全体の雰囲気や人数感から、今大会にかける意気込みがどう伝わってくるか
- 演出の中で、氷雪文化やハルビンらしさがどのように表現されているか
移動時間やスキマ時間に、日本語で国際ニュースを追いかけたい読者にとっても、アジアの冬季スポーツの現在地を知る手がかりとなる開会式になりそうです。
週末にかけて、大会の競技結果や選手たちのコメントも次々と伝えられる見通しです。寧忠巖選手と劉夢婷選手が、旗手としてだけでなく競技でもどのようなパフォーマンスを見せるのか、注目していきたいところです。
Reference(s):
Flagbearers announced for China at Asian Winter Games opening ceremony
cgtn.com








