ハルビンで第9回アジア冬季競技大会開幕 習近平国家主席が開会宣言
中国・ハルビンで第9回アジア冬季競技大会が開幕しました。習近平国家主席が開会を宣言し、氷と雪の文化を前面に出した華やかなセレモニーが、アジアの冬季スポーツファンの注目を集めました。
ハルビンで第9回アジア冬季競技大会が開幕
今年2月、ハルビン国際会議・展示・スポーツセンターで行われた開会式では、中国の習近平国家主席が金曜の夜、公式に大会の開幕を宣言しました。会場には8000人以上の観客が集まり、その瞬間、大きな歓声が沸き起こったと伝えられています。
会場には国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長ら各国の要人も出席し、国際色豊かな雰囲気の中で第9回アジア冬季競技大会の幕が上がりました。
氷雪文化を体現した演出と聖火リレー
開会式のクライマックスとなったのは、ハルビンならではの氷雪文化を生かした聖火点灯のシーンでした。サブ会場となったHarbin Ice and Snow Worldは、世界最大の氷と雪のテーマパークとして知られ、色彩豊かなライトアップと巨大な氷像が夜空を彩りました。
聖火点灯には4人のトーチランナーが参加しました。
- 冬季五輪2大会で金メダルを獲得したショートトラックスピードスケート選手の楊揚(Yang Yang)
- 中国初の男子冬季五輪金メダリストとなったフリースタイルスキー選手の韓暁鵬(Han Xiaopeng)
- オリンピック競歩の金メダリスト、王鎮(Wang Zhen)
- ソチ冬季五輪で金メダルを獲得したスピードスケート選手の張虹(Zhang Hong)
4人は、氷のランタンを手にした子どもたちとともに、ライラック(リラ)の花をかたどった聖火台に火をともしました。ハルビンの冬を象徴する光景と、子どもたちの参加が重なり、Dream of Winter, Love among Asia(冬の夢、アジアの絆)という大会スローガンを視覚的に表現する演出となりました。
中国にとって3度目のアジア冬季競技大会
第9回アジア冬季競技大会は、今年2月7日から14日まで開催されました。2022年の北京冬季オリンピックに続き、中国が開催する大規模な国際冬季スポーツ大会となりました。
アジア冬季競技大会を中国が主催するのは、1996年のハルビン大会、2007年の長春大会に続いて今回が3回目です。同じハルビンでおよそ30年ぶりに大会が開かれたことになり、中国における冬季スポーツと氷雪観光の発展を象徴する出来事ともいえます。
アジアの冬季スポーツにとっての意味
アジア冬季競技大会は、アジア地域における冬季スポーツのレベル向上や、各地域の交流を促す場として位置づけられています。今回のハルビン大会の開会式は、その象徴として「アジアの連帯」と「冬の楽しさ」を前面に押し出した内容となりました。
氷と雪を活かした都市ブランドを持つハルビンで開かれたことで、冬季スポーツだけでなく、氷雪文化や観光の魅力を広く発信する機会にもなりました。北京冬季五輪のレガシー(遺産)を受け継ぎつつ、アジアにおける冬のスポーツシーンをさらに広げていく役割が期待されています。
大会自体はすでに閉幕していますが、開会式で示された「冬の夢」と「アジアのつながり」というメッセージは、今後のアジアスポーツや地域交流を考えるうえで、一つの象徴的な出来事として記憶されていきそうです。
Reference(s):
cgtn.com







