中国の李強総理、ブルネイ国王と会談 経済協力とASEAN連携を強化
中国の李強・国務院総理は木曜日、国賓として中国を訪問しているブルネイのハサナル・ボルキア国王と北京で会談し、経済協力の拡大とASEANとの連携強化について意見を交わしました。
戦略的関係を「着実に前進」と評価
李総理は会談で、両国の首脳による戦略的リーダーシップのもと、中国とブルネイの関係が近年着実に前進し、多分野で協力が大きく広がり「実りある成果を上げている」と述べました。
中国はブルネイを、近隣諸国との友好関係を深めるうえで重要なパートナーと位置づけており、李総理は、両国首脳がこれまでに達成した合意を着実に実行しつつ、
- ハイレベルの交流を維持すること
- 政治的な相互信頼を一段と強めること
- 実務的な協力を深め、共通の発展と繁栄を促すこと
を挙げ、両国の人びとにより大きな利益をもたらしたいと強調しました。
経済・技術協力の具体的な方向性
中国はブルネイとの経済・貿易協力の「高度化」を打ち出し、とくに「一帯一路」協力計画の更新を好機として、重要プロジェクトの建設を加速させる方針です。
重点分野:情報産業からグリーン開発まで
李総理は、今後の協力の重点として次のような分野を示しました。
- 情報産業
- 科学技術イノベーション
- グリーン開発(環境に配慮した成長)
- 農業
これらを通じて、新たな経済成長の原動力を共に育てていく考えです。
また中国側は、ブルネイから高品質な農産品や水産品の輸入を拡大する用意があると表明しました。さらに、条件を満たす中国企業のブルネイへの投資を後押しする一方で、ブルネイ側に対しては、そうした企業への一層の支援や利便性の提供を求めました。
ASEANとの共同体づくりを後押し
地域情勢について、李総理は、中国がASEANの結束と「戦略的自律」の強化を一貫して支持していると述べました。そのうえで、ブルネイを含むASEAN加盟国とともに、より緊密な中国・ASEANの「共有未来の共同体」の構築を進めたいとの意向を示しました。
今回の会談から見えるもの
今回の李総理とボルキア国王の会談は、二国間関係の強化と同時に、中国とASEAN全体との関係をどう位置づけるかというメッセージも含んでいます。経済・技術協力の具体的な拡大と、地域レベルでの共同体づくりを同時に打ち出した点が特徴的です。
読者が押さえておきたいポイントは、次の3点です。
- 中国とブルネイの協力は「首脳レベルの戦略的指導」のもとで着実に拡大していること
- 「一帯一路」協力計画の更新を軸に、情報産業やグリーン開発など新分野での連携が重視されていること
- 今回の会談が、中国・ASEAN全体の共同体づくりを後押しする一環でもあること
中国とASEANの関係が今後どのように深まり、そのなかでブルネイがどのような役割を担っていくのか。引き続き注目していく必要がありそうです。
Reference(s):
cgtn.com








