中国四川省で土砂崩れ 28人不明、200人超が避難
中国南西部・四川省宜賓市筠連県の山あいの集落で土砂崩れが発生し、1人が死亡、2人が負傷、28人の行方が分からなくなっています。200人以上の住民が避難を続けるなか、2025年12月8日現在も現地では捜索と救助が続いています。
中国四川省で土砂崩れ、28人が行方不明
地元当局によりますと、土砂崩れが起きたのは四川省宜賓市筠連県のJinping(ジンピン)村で、現地時間の土曜日午前11時50分ごろ(北京時間)に発生しました。被害状況については、日曜朝に開かれた記者会見で説明が行われました。
1人死亡、2人負傷、28人不明
これまでに1人の死亡が確認され、2人が負傷しています。また、少なくとも28人の行方が分からなくなっており、当局が確認を急いでいます。
現地では土砂崩れそのものがまだ安定しておらず、二次災害の危険もあることから、救助活動には慎重さが求められています。行方不明者の正確な人数についても、引き続き検証作業が進められています。
200人以上が避難、学校が仮設避難所に
周辺の住民への影響も大きく、これまでに200人以上が避難を余儀なくされています。地元当局は学校の施設を活用して仮設避難所を設け、避難した人びとが身を寄せられるようにしています。
避難所には緊急の食事を提供する拠点も設けられ、温かい食事を取れる環境づくりが進められています。
発電機やテントなど生活物資を配布
地元当局は、避難生活が長期化する可能性も見据え、次のような救援物資を配布したと説明しています。
- 緊急用発電機 30台
- 綿製テント 100張
- 災害救助用ベッド 400台
- 掛け布団 1,100枚
こうした物資は、電気や寝具を確保し、避難した人びとの基本的な生活を支えるためのものです。当局は、避難者の当面の生活ニーズを保障することを重視して対応しているとしています。
連続した雨と地質条件で土石流に
今回の災害について暫定的な評価によると、連続した降雨と地質条件が重なった結果、土砂崩れが土石流へと変化したとみられています。土石流は、およそ1.2キロメートルにわたって流れ下り、その総量は10万立方メートルを超える規模に達しているということです。
土砂崩れと土石流のこわさ
土砂崩れや土石流は、水を含んだ土や岩が一気に斜面を流れ落ちる現象で、速度が速く、進路上の家屋や道路に大きな被害をもたらします。今回のように規模が大きい場合、現場の安全を確保しながら行方不明者を捜索することは容易ではありません。
連続した雨が地盤をゆるめ、崩れやすくするのは、多くの山間地域に共通するリスクです。中国南西部のように山が多い地域では、こうした自然条件とどのように向き合うかが、これからも大きな課題となります。
日本からこのニュースをどう受け止めるか
今回の土砂崩れは中国四川省で起きた国際ニュースですが、山が多く、大雨による土砂災害がたびたび発生する日本にとっても、決して遠い出来事ではありません。
- 自分の住む地域のハザードマップ(土砂災害の危険箇所)を確認しておく
- 大雨や警報の情報を、家族や友人と共有する習慣を持つ
- 避難するタイミングや避難先を、あらかじめ話し合っておく
こうした備えは、国や地域を問わず、災害から命を守るために共通して役立つポイントです。現地で懸命な救助活動と生活支援が続くなか、私たちも日常の中でできる防災をあらためて考える機会としたいところです。
Reference(s):
Rescue efforts underway for 28 missing after landslide in SW China
cgtn.com








