中国アニメ映画『哪吒2』、米国で前売り好調 中国本土歴代1位の興行が世界へ
中国の神話を題材にしたアニメ映画『哪吒2(Ne Zha 2)』が、中国本土で歴代最高の興行収入を記録する勢いのまま、米国の映画ファンの間でも大きな話題になっています。2月14日の米国公開を前に、前売り券が「飛ぶように売れている」と報じられています。
中国本土で歴代1位、世界興行でも上位に躍り出る
『哪吒2』は、中国本土の映画史上でもっとも稼いだ作品となり、先週までに歴代興行収入1位の座についたとされています。月曜日の午後までに興行収入は84億元(約11億ドル)に達し、アニメ映画として世界興行収入ランキングのトップ6に食い込んでいます。
さらに、全ジャンルの映画を含めた世界興行収入ランキングでも30位に浮上し、『Aquaman(アクアマン)』や『The Lord of the Rings: The Return of the King(ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還)』『Spider-Man: Far From Home(スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム)』といった大作を上回る成績を収めました。
ポイントを整理すると、現在の『哪吒2』は次のような位置づけになります。
- 中国本土の映画史で歴代興行収入1位
- 世界のアニメ映画興行収入ランキングでトップ6入り
- 全世界の映画興行収入ランキングで30位に到達
米国でも前売り好調 座席占有率は90%超
こうした中国本土での成功を背景に、『哪吒2』は米国公開前から勢いを見せています。2月14日の公開を控え、米国の映画館では前売り券の販売が好調で、上映回の座席占有率(予約済み座席の割合)は90%を超えているとされています。
配給会社のCMCピクチャーズは、中国メディアグループに対し、米国の多くの劇場で前売り券が入手しづらい状況になっていると説明しました。限られた上映回が早い段階で埋まりつつあることから、現地の映画ファンの期待の高さがうかがえます。
国際ニュースとして見る『哪吒2』現象
中国本土発のアニメ映画が、アジア市場だけでなく米国の一般観客にも広く受け入れられつつあることは、グローバルな映画ビジネスの変化を象徴するニュースと言えます。英語圏の大作だけでなく、多様な言語や文化背景を持つ作品が世界の興行ランキング上位に入るケースが増えています。
『哪吒2』のような中国本土の作品が、米国での公開前から強い需要を示していることは、今後の配給戦略や共同制作、ストリーミング配信などにも影響を与える可能性があります。日本を含むアジアの映画ファンにとっても、「どのような物語やビジュアルが世界で支持されているのか」を考える手がかりとなるでしょう。
中国本土で生まれたアニメーションが、国境を越えて観客を魅了しつつある今後の展開に、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








