中国の李昊桐、劇的バーディーでカタールマスターズ制覇
中国の李昊桐選手が、DPワールドツアーのカタールマスターズ(ドーハ、カタール)で最終18番ホールの劇的なバーディーパットを沈め、通算16アンダーで優勝しました。2022年のBMWインターナショナル・オープン以来となる勝利で、国際舞台での存在感をあらためて示した形です。
最終ラウンドは3アンダー69、通算16アンダーで頂点に
カタールマスターズの最終ラウンドで、李選手は3アンダーの69をマークし、トータル16アンダーで大会を制しました。スタート時点で2打リードを持っていましたが、1番、2番と連続バーディーを奪い、その差を一気に4打に広げます。
しかし試合は一方的にはなりませんでした。バックナイン(後半9ホール)で、デンマークのラスムス・ニーアゴー・ペーターセン選手が追い上げ、ついにはトップの座を奪取。そこから最終ホールまでは、両者が並んで争う緊迫した展開が続きました。
18番ホール、バンカーからの「劇的バーディー」
勝負の行方を分けたのは、最終18番ホールでした。李選手のセカンドショットはグリーンを捉えられず、バンカーへ。ここからのリカバリーショットも完璧とはいえず、カップまではおよそ15フィート(約4.5メートル)のパットが残ります。
それでも李選手は、この難しいパットを沈めてバーディーを奪取。この一打が決定打となり、劇的な形での優勝が決まりました。かつて2022年のBMWインターナショナル・オープンでも、ロングパットを決めて勝利をつかんでおり、大事な場面でのパットの強さが再び光った形です。
李昊桐のコメント:「この位置に戻れるとは思わなかった」
優勝後、李選手は自らの復活を次のように振り返っています。
「本当に大きな意味があります。自分がこの位置まで戻ってこられるとは思っていませんでした。きのうのあとも、今朝は本当にプレッシャーでいっぱいでした。最後のホールであのパットを決められてとてもうれしいです。しっかり締めくくることができて本当に良かった。これはしっかり祝いたいですね。思う存分楽しみます。」
メンタル面の重圧を率直に語りつつ、その中で結果を出せた安堵と喜びがにじむコメントです。
上位選手の結果とスコア
カタールマスターズ上位陣は次のような結果となりました。
- 1位 李昊桐(中国):通算16アンダー(最終ラウンド69、3アンダー)
- 2位 ラスムス・ニーアゴー・ペーターセン(デンマーク):優勝に1打届かず2位
- 3位 ブランドン・ロビンソン・トンプソン(イングランド):李選手から3打差の3位
とくにニーアゴー・ペーターセン選手はバックナインで李選手を一時追い越し、最後まで緊張感のある優勝争いを演じました。
復活優勝が示すもの――プレッシャーとの付き合い方
今回のカタールマスターズ優勝は、李選手にとって約3年ぶりの国際タイトルであり、キャリアの「第2章」を象徴する一勝ともいえます。リードを守りきるだけでなく、一度は逆転されながらも最終ホールで取り返す展開は、単なる技術以上に、プレッシャーとの向き合い方を物語っています。
スタート時の4打リード、バックナインでの逆転、そして18番グリーンでの15フィートのバーディーパット──流れが目まぐるしく変わる中で、自分のゴルフを見失わなかったことが勝因だったと見ることもできます。
国際ツアーで存在感高めるアジアのゴルファー
DPワールドツアーのような国際舞台で、中国を含むアジア出身選手が優勝争いの中心にいる光景は、ゴルフ界の勢力図の変化を感じさせます。今回の李選手の勝利は、単なる一大会の結果にとどまらず、アジアのゴルファーが世界のトップレベルで戦い続けている現状を象徴する出来事ともいえます。
プレッシャーのかかる最終ホールでバーディーを決め切る力は、世代や国境を超えてゴルフファンの記憶に残るものです。国際ニュースとしても、スポーツの持つドラマ性と、アスリートの再起の物語を伝える象徴的な瞬間になりました。
Reference(s):
China's Li Haotong wins Qatar Masters title with dramatic birdie at 18
cgtn.com








