ショートトラックWツアー・ミラノ:中国が金1銅1、最終日はメダル逃す
2026年冬季オリンピックのテスト大会を兼ねたISUショートトラックスピードスケート・ワールドツアー ミラノ大会で、中国代表は大会を通じて金メダル1個と銅メダル1個を獲得しましたが、現地時間日曜日の最終日にはメダルを追加できませんでした。
ミラノ大会で中国が金1銅1
国際スケート連盟(ISU)が主催するショートトラックスピードスケートのワールドツアー・ミラノ大会は、2026年冬季五輪を見据えた重要な国際大会として位置づけられています。中国代表は大会全体で金1個、銅1個を手にしつつも、最終日は表彰台を逃す結果となりました。
男子5000メートルリレー、終盤の転倒で表彰台ならず
男子5000メートルリレー決勝では、中国のスン・ロン(Sun Long)、リウ・シャオリン(Liu Shaolin)、リウ・シャオアン(Liu Shaoang)、リウ・グアンイー(Liu Guanyi)の4人が出場しました。レース前半はトップ3を維持し、メダル獲得が十分に期待できる展開でした。
しかし終盤、リウ・グアンイーが転倒し、ここで大きくポジションを落とします。その間に地元イタリアがラストスパートでカナダを逆転して金メダルを獲得。カナダが銀、カザフスタンが銅メダルとなり、中国は惜しくも表彰台を逃しました。
男子1000メートル、世界トップとの差を確認
男子1000メートル決勝では、リウ・シャオアンとスン・ロンが出場し、それぞれ4位と5位に入りました。優勝したのはスタート直後から主導権を握ったカナダのウィリアム・ダンジノウで、2位にはイタリアのピエトロ・シゲル、3位には韓国のチャン・ソンウが入りました。
中国勢はメダルには届かなかったものの、決勝で世界トップクラスと滑りを競い合い、2026年大会に向けて具体的な課題と手応えを得たと言えます。
女子1500メートル、中国は入賞圏外
女子1500メートル決勝では、後半の駆け引きが勝負を分けました。ベルギーのハンネ・デスメットとイタリアのアリアンナ・フォンタナがレース後半にアメリカ勢2人をかわし、デスメットが金メダルを獲得しました。
銀メダルはアメリカのクリステン・サントス、銅メダルはフォンタナが手にしました。中国のヤン・ジンルー(Yang Jingru)は7位でフィニッシュし、この種目での上位進出はなりませんでした。
前日には男子500メートル金、女子3000メートルリレー銅
ただし、中国代表にとって今大会は最終日の悔しさだけではありません。前日にはスン・ロンが男子500メートルで金メダルを獲得し、女子チームも3000メートルリレーで銅メダルを手にしています。
負傷のため欠場したリン・シャオジュン(Lin Xiaojun)を除き、中国は主力選手をほぼフルメンバーで送り込みました。それだけに、今大会の結果は現在のチーム力を測るうえで貴重な材料となりました。
2026年冬季五輪へのテスト大会としての意味
ミラノ大会は、2026年冬季オリンピックに向けたテストイベントとして各国から高い関心を集めました。リンクのコンディションやレース運営、レース中のライン取りなど、本番を想定した環境で多くのデータが得られています。
中国代表にとっては、男子リレーでの連携と終盤のリスクマネジメント、個人種目での位置取りや加速タイミングなど、具体的な改善ポイントが浮き彫りになりました。一方で、前日の金・銅メダル獲得は、チームの潜在力と安定感を示す結果でもあります。
2026年の本番まで残された時間は限られていますが、今大会での経験をどこまで練習と戦略に落とし込めるかが、中国ショートトラック代表の成長と結果を左右していきそうです。
Reference(s):
China earn two medals at Short Track Speed Skating World Tour Milan
cgtn.com








