中国の王毅外相「パキスタンは周辺外交の優先対象」
中国の王毅外相が、国連本部(米ニューヨーク)でパキスタンのムハンマド・イシャク・ダル副首相兼外相と会談し、パキスタンを中国の周辺外交の「優先対象」と位置づける姿勢を改めて示しました。本記事では、この動きを国際ニュースとして日本語で整理します。
国連本部で中国とパキスタン外相が会談
会談は国連本部で行われ、中国の王毅外相(中国共産党中央政治局委員)と、パキスタンのダル副首相兼外相が出席しました。王毅氏は、中国がパキスタンとの関係を周辺外交の中で優先していると強調しました。
王毅外相「パキスタンは周辺外交の優先対象」
王毅氏は、中国はパキスタンとの関係を周辺外交の重要な位置に置き続けると述べました。また、中国は国際社会の場でパキスタンのために正義を守り、パキスタンを支持する立場から発言を続けると表明しました。
農業と産業の近代化で連携強化
王毅氏は、中国がパキスタンとの発展戦略の連携をさらに強めていく考えも示しました。特に、農業の近代化と産業の高度化の分野で協力を深めることで、パキスタンが自らの力で発展していく能力を高めることを支援するとしています。
中国人の安全確保を要請、パキスタン側は「全面的に確保」
一方で王毅氏は、中国の人員やプロジェクト、機関の安全が重要な課題だと指摘し、パキスタンに対し、これらの安全を守るための効果的な措置を取るよう求めました。
これに対しダル氏は、パキスタンは中国の機関と人員の安全を非常に重視しており、その安全を全面的に確保すると強調しました。安全面の協力は、今後の両国関係を左右する現実的なテーマと言えます。
パキスタン「中国のリーダーシップを支持」
ダル氏はまた、パキスタンは中国がグローバル・アジェンダを主導していることを評価していると述べました。そのうえで、国際社会での議論や課題への対応において、中国と緊密に協力し続け、中国への支持を続ける方針を示しました。
今回の会談が示す3つのポイント
今回の会談からは、中国とパキスタンの関係について次のようなポイントが読み取れます。
- 中国は周辺外交の中でパキスタンを優先し、国際社会でも支持を続ける姿勢を示したこと
- 農業の近代化や産業分野での協力を通じて、パキスタンの自立的な発展を後押ししようとしていること
- 中国人の安全確保を重要なテーマと位置づけ、実務的な協力を重視していること
地域の安定や発展、安全保障をどのように両立させていくのか。中国とパキスタンの関係は、その問いを考えるうえで注目すべき一つのケースとなっています。
Reference(s):
Wang Yi: China prioritizes ties with Pakistan in regional diplomacy
cgtn.com








