中国とソマリア外相が会談 北京サミット成果と一つの中国で結束
中国の王毅外相とソマリアのアフメド・モアリム・フィキ外相が火曜日に会談し、中国とソマリアの二国間関係や、中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)北京サミットの成果をどう具体化していくかについて意見を交わしました。アフリカの安定と発展、そして一つの中国原則の再確認が、今回の会談の軸となっています。
火曜日の会談で確認された3つのポイント
会談の概要として、次の点が強調されています。
- FOCAC北京サミットの成果をソマリアで具体的に実施していく方針
- 中国の無関税制度を活用したソマリアの発展支援
- ソマリアによる一つの中国原則の明確な支持表明
北京サミットの成果をソマリアでどう生かすか
王毅外相は、FOCAC北京サミットで合意された成果をソマリアとともに実行し、同国の安定と開発を後押しする用意があると述べました。王毅氏は、中国共産党中央委員会政治局委員も務めています。
特に注目されるのが、中国とアフリカの協力を具体化する枠組みとして示された「10のパートナーシップ行動計画」です。王毅外相は、ソマリアがこの行動計画に積極的に参加していることを歓迎し、それを通じて共に近代化を進めていきたい考えを示しました。
後発開発途上国向け「無関税」とソマリア経済
今回の会談では、中国が後発開発途上国を対象に導入しているゼロ関税(無関税)政策にも言及がありました。王毅外相は、中国の無関税政策をソマリアが効果的に活用できるよう支援していく姿勢を表明しました。
無関税政策とは、対象国から中国への一部輸入品に対して関税をかけない仕組みです。これにより、ソマリア産品の中国市場へのアクセスが広がれば、
- 輸出拡大による外貨獲得
- 雇用の創出
- 民間部門の成長加速
といった効果が期待されます。今回のメッセージは、ソマリアにとって経済協力の具体的な道筋が意識されていることを示していると言えます。
ソマリアが強調した「深い友情」と一つの中国原則
フィキ外相は、会談の中で「ソマリアと中国の友情には深い基盤がある」と述べ、これまでの関係を高く評価しました。また、中国が国際社会でソマリアのために正義を擁護してきたことに対し、謝意を表明しました。
さらにフィキ外相は、ソマリアが一つの中国の原則を断固として順守していると強調しました。ソマリアは、中国の主権と領土的一体性を損なおうとするあらゆる言動に反対するとし、中国の立場への明確な支持を打ち出しています。
この発言は、外交関係の「政治的信頼」の部分を改めて確認したものと受け止められます。経済協力だけでなく、国際的な立場をめぐる相互支持も、現在の中国とアフリカの関係を特徴づける要素の一つです。
中国アフリカ関係の中で見る中国・ソマリア関係
今回の会談は、一国間の話にとどまらず、中国とアフリカ諸国との関係の流れの中で位置づけることができます。FOCAC北京サミットの成果を「現場」に落とし込んでいく作業が各国で進む中で、ソマリアとの協力もその一環として具体化しつつあることがうかがえます。
ソマリア側からは、
- 歴史的な友情の確認
- 国際舞台での中国の役割への評価
- 一つの中国原則への支持の再表明
が示されました。中国側からは、
- ソマリアの安定と発展を支える意思
- 北京サミットの行動計画に基づく協力推進
- 無関税政策を含む経済協力の具体化
が打ち出されています。
静かににじむテーマは「安定」と「近代化」
今回の会談を貫くキーワードは、「安定」と「近代化」です。王毅外相は、ソマリアの安定と発展に中国として貢献する意欲を示し、フィキ外相は、そうした姿勢への期待と感謝を示しました。
アフリカ諸国にとって、治安の安定と経済の近代化は長期的な課題であり、中国との協力はその一つの選択肢として位置づけられています。今回の中国・ソマリア外相会談は、その流れの中で、両国が互いの立場を確認しつつ、次のステップに向けた方向性を共有した場だったと言えそうです。
静かなトーンの会談ですが、
- 政治的な信頼の再確認
- 経済協力の具体化
- 国際場裏での相互支持
という三つの層を持つ出来事として受け止めると、中国アフリカ関係の現在地を考える一つの手がかりになります。
Reference(s):
cgtn.com








