中国・安徽「徽浙天路」 春雪が描く天空の氷の絶景 video poster
中国東部・安徽省宣城市績渓県にある山岳道路「徽浙天路(Anhui-Zhejiang Skyline)」が、春の降雪のあと、真っ白な山々のあいだを縫う一本の線となり、氷に彩られた絶景を浮かび上がらせました。標高1400メートルを超える区間を持つこの道路は、中国東部で最も高い山道とされ、雪景色を楽しむ多くの人を山へと誘っています。
ポイントで見る「徽浙天路」
- 天目山脈は約200キロにわたり連なる山並みで、自然の「バリア」となる険しい地形
- 「徽浙天路」とも呼ばれる荊州公路は、安徽省宣城市績渓県を通る山岳道路で、中国東部で最も高い山岳道路とされる
- 標高1400メートルを超える区間があり、春の降雪時にはつららや氷瀑、氷の花が現れ、多くの来訪者を惹きつけている
天目山脈200キロに延びる「天然の要塞」
周囲を取り囲む天目山脈は、およそ200キロメートルにわたって連なり、そびえ立つ峰々が無数の「天然のバリア」を形づくっています。切り立った山々が重なり合う地形は、人の移動を阻む一方で、雄大な自然景観そのものでもあります。
中国東部で最も高い山岳道路
その山々を縫うように走るのが、地元で「徽浙天路」とも呼ばれる荊州公路です。安徽省宣城市績渓県を通るこの道路は、標高1400メートルを超える高地を走る区間があり、中国東部で最も高い山岳道路とされています。カーブを繰り返しながら山腹を進む道は、天目山脈の険しさと、そこに築かれたインフラのスケールを同時に感じさせます。
春の雪がつくる氷瀑と「氷の花」
春のある日、山域に降った雪のあとには、つららや氷の滝(氷瀑)、樹木や岩肌に広がる「氷の花」が姿を見せました。白い雪面と透明な氷が朝日や夕日に照らされると、山全体が静かな光をまとったような、清らかな冬景色が広がります。
雪山をつなぐ一本の糸
上空から見ると、「徽浙天路」は雪に覆われた山々の間を一本の糸のように貫いています。白と灰色で塗り分けられた山肌のうえに、細く曲がりくねった道路だけがくっきりと浮かび上がり、そのコントラストが風景全体のスケール感を強調しています。この「天空の道」は、雪山の世界を縫うように走ることで、絶景を楽しもうとする人々を山の奥深くへといざなっています。
空撮映像が伝えるスケール
今回の空撮映像では、この山岳道路と天目山脈の関係が立体的にとらえられています。ドローンが高度を上げるにつれて、最初は一本の山道に見えていた場所が、やがて長大な山脈の一部であることが分かり、道路がどれほど険しい地形を貫いているのかが直感的に伝わります。映像は朱学文氏が撮影したもので、カバー写真は2023年10月25日に撮影されたものとされています。
忙しい日常から、山の静けさへ
都市で暮らし、日常的にデジタル情報に囲まれている私たちにとって、こうした山岳風景はどのように映るでしょうか。標高1400メートルを走る一本の道路が、単なる移動手段ではなく、「日常から少し離れ、自然のスケールを思い出させてくれる場所」として機能しつつあるのかもしれません。雪に包まれた「徽浙天路」の映像は、スクロールする手を一瞬止めて、遠くの山の静けさに想像を巡らせるきっかけを与えてくれます。
Reference(s):
cgtn.com







