ドバイテニス女子ダブルス、中国ペア2組が準決勝進出 全中国決勝も視野
女子テニスのドバイテニス選手権(アラブ首長国連邦・ドバイ)の女子ダブルスで、中国本土の選手を含む2組が準決勝進出を決めました。国際ニュースとしても注目されるこの結果を、試合内容と今後の見どころとともに整理します。
中国ダブルス勢がそろって4強入り
現地時間の木曜日に行われた女子ダブルス準々決勝では、次の2組が勝利しベスト4進出を決めました。
- 張帥(Zhang Shuai/中国)&クリスティナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic/フランス)組
- 徐一璠(Xu Yifan)&楊釗煊(Yang Zhaoxuan/いずれも中国)組
いずれの試合も内容の濃いものとなり、中国本土の選手の存在感の大きさを示す一日となりました。
張帥&ムラデノビッチ組、ドーハの雪辱果たす
張帥とムラデノビッチ組は、ハンガリーのファニー・ストラール(Fanny Stollar)とロシアのアレクサンドラ・パノワ(Alexandra Panova)組と対戦しました。このカードは、前週のドーハ大会で敗れていた相手とのリベンジマッチでもありました。
試合は第1セットから中国とフランスのペアが主導権を握ります。早い段階で2度のブレークに成功し、スコアを5-1と大きくリード。相手ペアも第7ゲームでサービスキープして食い下がりましたが、流れを完全には変えられず、そのまま張&ムラデノビッチ組が第1セットを先取しました。
第2セットでも張&ムラデノビッチ組は高い集中力を保ち、再び2度のブレークに成功します。ストラール&パノワ組も粘りを見せてゲームを重ねましたが、最終的には6-4でセットを奪われ、張&ムラデノビッチ組がストレート勝ちで準決勝へ駒を進めました。
張&ムラデノビッチ組の勝利ポイント
- 序盤から攻撃的なリターンで2度のブレークに成功
- 前週ドーハでの敗戦を意識しつつも、落ち着いたゲーム運び
- 要所でのサービスキープとネットプレーで相手に流れを渡さず
準決勝では、チェコのカテリナ・シニアコバ(Katerina Siniakova)とアメリカのテイラー・タウンゼント(Taylor Townsend)組と対戦する予定です。ダブルスで実績のある相手だけに、さらにタフな戦いが予想されます。
徐一璠&楊釗煊組、スーパータイブレークの激闘制す
もう一方の中国ペアである徐一璠&楊釗煊組は、カザフスタンのユリア・プティンツェワ(Yulia Putintseva)とチェコのリンダ・ノスコバ(Linda Noskova)組と対戦しました。
第1セットは、徐&楊組が6-4で奪取。サービスゲームをしっかり守りつつ、重要な場面でブレークを果たす安定した内容でした。しかし第2セットでは相手ペアが立て直し、6-3で取り返します。これにより試合は最終セットにもつれ込みました。
決着はスーパータイブレークまでもつれ込む接戦となります。両ペアともに一歩も引かない展開の中、徐&楊組はマッチポイントをしっかりものにし、10-8で勝利。最後まで集中力を切らさず、競り合いを制して準決勝の切符を手にしました。
スーパータイブレークとは
今回のような女子ダブルスでは、セットカウント1-1となった場合、最終セットの代わりに「スーパータイブレーク」が採用されることがあります。ふつうのタイブレークが7ポイント先取(2ポイント差以上)で決まるのに対し、スーパータイブレークは10ポイント先取(2ポイント差以上)で勝敗が決まる方式です。
ポイントが積み上がるスピードが速く、わずかなミスが流れを大きく左右するため、メンタル面の強さやペアとしての信頼関係がより強く問われるルールといえます。10-8というスコアは、両ペアが最後まで拮抗していたことを物語っています。
徐&楊組の勝利ポイント
- 第1セットを6-4でしっかり押さえ、試合の入り方に成功
- 第2セットを落としながらも、気持ちを切らさず最終セットへ
- スーパータイブレーク終盤での集中力と攻撃姿勢が勝敗を分ける結果に
準決勝カードと全中国決勝の可能性
準決勝の対戦カードは次のとおりです。
- 張帥/ムラデノビッチ組 vs カテリナ・シニアコバ/テイラー・タウンゼント組
- 徐一璠/楊釗煊組 vs エレナ・オスタペンコ(Jeļena Ostapenko/ラトビア)/謝淑薇(Hsieh Su-wei/Chinese Taipei)組
両方の試合で中国本土の選手がプレーすることになり、2組がそろって決勝に進めば、中国本土の選手を含むペア同士による決勝という展開も見えてきます。各国・地域のトップ選手が集うドバイテニス選手権の女子ダブルスで、ここまで中国勢が存在感を発揮していることは、ダブルス分野における中国テニスの層の厚さを示すものといえるでしょう。
日本のテニスファンが注目したいポイント
今回の結果は、日本を含むアジアのテニスファンにとっても見逃せない国際ニュースです。ドバイのような大規模大会でアジア出身の選手が多く勝ち進むことは、地域全体の競技レベルの高さを印象づける出来事でもあります。
- リベンジマッチを冷静にものにした張&ムラデノビッチ組の試合運び
- スーパータイブレークのプレッシャーの中で競り勝った徐&楊組のメンタルの強さ
- 準決勝で対戦するシニアコバ、タウンゼント、オスタペンコ、謝淑薇らとの駆け引き
シングルスに比べると、ダブルスは日本語のニュースで深く取り上げられる機会がまだ多くありませんが、ネットプレーや連係の妙など、観戦すると新しい発見が多い種目です。今回のドバイテニス選手権をきっかけに、女子ダブルスにも注目してみると、テニス観戦の楽しみ方が一段と広がりそうです。
Reference(s):
Chinese players make women's doubles semifinals at Dubai Championships
cgtn.com








