G20ヨハネスブルクで中国・南ア関係が深化 ラマポーザ氏と王毅氏が会談
G20外相会合の場で強まる中国・南アフリカ関係
南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領は木曜日、ヨハネスブルクで開かれているG20外相会合の傍らで、中国の王毅外相と会談しました。両者は、二国間協力を幅広い分野でさらに深めていく方針を確認しました。
ラマポーザ大統領「信頼できる友人としての中国」
ラマポーザ大統領は会談で、中国が南アフリカの民族独立の闘争を一貫して支持してきたこと、そしてその後の国家発展を加速させるうえで貴重な支援を行ってきたことに対し、心からの謝意を示しました。
大統領は、南アフリカが中国との高いレベルの相互信頼を大切にし、中国を信頼できる友人とみなしていると強調しました。そのうえで、今後も一つの中国政策を揺るぎなく堅持すると表明しました。
さらに南アフリカは、中国との間で実務的な協力をさまざまな分野で一段と深め、両国の包括的な戦略的協力パートナーシップを前進させたいとの考えを示しました。
王毅外相「複雑な国際情勢の中でも戦略的な落ち着きを」
これに対し、王毅外相は、中国と南アフリカは常に互いを理解し支え合い、緊密な交流と意思疎通、調整を続けてきたと述べました。こうした関係は、二国間関係の水準が高いことを示すものだと位置づけています。
王外相は、現在の国際情勢が複雑で不安定さを増すなか、中国は戦略的な焦点を維持し、自らの課題をしっかりと管理していくと説明しました。そのうえで、中国は中国式現代化をあらゆる面で進めており、南アフリカや他の国々とともに、世界全体の現代化を後押しする用意があると語りました。
また中国は、南アフリカが一つの中国原則を堅持し、歴史の正しい側に立っていることを評価するとしました。南アフリカの発展と再活性化の過程で、中国は引き続き能力の及ぶ範囲で支援を行う、信頼できる友人でありパートナーであり続けると強調しました。
グローバルサウスとG20議長国としての役割
王外相は、中国と南アフリカがいずれもグローバルサウスの重要な一員である点を指摘しました。そのうえで、中国は南アフリカがG20議長国としての責任を果たし、国際議題の中心に開発問題を据えることを支持すると述べました。
具体的には、グローバルサウスの力強い声を世界に届け、その結束を高め、途上国の力を結集する南アフリカの取り組みを後押しする考えです。中国は、G20が世界経済の成長と人々の幸福のためにしかるべき役割を果たすよう促していく姿勢を示しました。
静かに進む中国・南アフリカ関係の深化
今回の会談は、ヨハネスブルクでのG20外相会合という多国間の場を背景にしながらも、中国と南アフリカが二国間関係を一層強化しようとしている姿を浮かび上がらせました。
ラマポーザ大統領が語る長年の支援への感謝と、一つの中国政策への揺るぎない支持。王毅外相が示した、中国式現代化とグローバルサウスの連帯を重ね合わせる視点。これらはいずれも、開発とパートナーシップを軸に国際秩序を捉え直そうとする流れの一端と言えます。
複雑で変化の激しい2025年の国際情勢の中で、両国がどのように協力を具体化し、グローバルサウスの声をG20などの場でどこまで響かせていくのか。今後の動きを静かに追っていきたい局面です。
Reference(s):
Ramaphosa, Wang Yi pledge to strengthen China-South Africa ties
cgtn.com








