北京・Xizongbu Hutong散歩:紫禁城そばの歴史路地 video poster
北京の東城区にある歴史的な路地「Xizongbu Hutong」は、紫禁城のすぐ近くで、伝統的な胡同文化と四合院が今も残る場所です。2025年現在も、現代的な開発が進む都市の中で、過去と現在が静かに交差するエリアとして注目されています。
Xizongbu Hutongとは何か
「Xizongbu Hutong」は、北京に数多く残る胡同と呼ばれる細い路地のひとつで、歴史ある路地空間として知られています。場所は北京の中心部・東城区にあり、皇帝の居城だった紫禁城の近くという、都市の中枢に位置しています。
この路地には、伝統的な北京の四合院(中庭を囲む造りの住宅)が残されており、北京という都市がどのように形づくられてきたのかを、空間そのものを通して感じることができます。
名前が語る明・清時代の記憶
「Xizongbu」という名前は、明・清時代にこの近くに置かれていた兵部、つまり当時の軍事を担当する役所に由来しています。かつての官庁の名が路地に受け継がれていることは、この場所が皇帝や官僚が集う政治の中心に近かったことを静かに物語っています。
日常の生活の場である路地が、同時に皇帝の時代の制度や権力の配置を映し出している――そのことを意識して歩いてみると、路地の名前にも重みがあることに気づかされます。
四合院が残す北京の暮らしの雰囲気
この胡同には、伝統的な北京の四合院が残されています。中庭を囲む形のこうした住宅は、北京の暮らしや家族のあり方を象徴する空間でもあります。「Xizongbu Hutong」を歩くと、門構えや壁の質感、建物の配置から、かつてこの場所で営まれていた生活の雰囲気を想像することができます。
近代的なビルや新しい住宅が増える中で、こうした四合院がまとまって残っていること自体が、都市のなかに埋め込まれたひとつの「記憶」とも言えます。
開発が進んでも残る「昔ながら」の空気
周辺では現代的な開発が進み、かつてと比べて街並みは変化しています。それでも「Xizongbu Hutong」には、細い路地、落ち着いた建物のスケール、時間がゆっくり流れているような空気感が残っています。
新しい建物やインフラが増えるほど、歴史ある路地の静けさや素朴さが、かえって際立って見えることもあります。過去をそのまま保存するのではなく、変化する都市の中で、どのように歴史の断片を残していくのか。その問いを、この胡同はさりげなく投げかけているようにも感じられます。
細い路地を歩きながら見るべきポイント
訪れる人は、「Xizongbu Hutong」の細い路地を歩きながら、いくつかのポイントに目を向けてみるとよいでしょう。
- 路地の幅と曲がり方:人と人の距離感を感じさせるスケールで、都市の中心にありながら閉じすぎない開放感があります。
- 歴史的な建築のディテール:門の形や窓の配置、壁の素材など、小さな部分に過去の時間が刻まれています。
- 隠れた文化スポット:「隠れた文化的な場所」が点在しており、何気ない建物の一角にも文化の痕跡を見つけることができます。
こうした点を意識して歩くと、「Xizongbu Hutong」は単なる古い路地ではなく、北京の都市史や皇帝の時代の空気を静かに伝える「読み解くべきテキスト」のように感じられるはずです。
なぜ今、「胡同文化」に目を向けるのか
「Xizongbu Hutong」は、北京の胡同文化や皇帝時代の歴史に関心のある人にとって、とても示唆に富んだ場所です。紫禁城に象徴されるスケールの大きな物語だけでなく、その周辺の路地や住宅に目を向けることで、都市の歴史をより立体的に捉えることができます。
2025年の今、急速に変化する大都市の中で、どのようにして過去の空間や記憶を受け継いでいくのか。「Xizongbu Hutong」の静かな路地を歩くことは、その問いについて自分なりの答えを考えるきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








