米中防衛交流に初期計画 中国国防省が軍事対話の再開に言及
米中防衛交流に「初期計画」 中国国防省が説明
中国と米国の軍事当局のあいだで、防衛交流の再開に向けた初期的な計画や手配が進んでいると、中国国防省の報道官が木曜日に明らかにしました。国際ニュースとして注目される米中軍事対話の動きが、具体的な段階に入りつつあります。
「見通しうる将来」に向けた交流計画
国防省の報道官・呉謙氏は記者会見で、中国と米国の両軍が「見通しうる将来」に向けて交流のための予備的な計画と手配を整えていると述べました。
呉氏によると、両国軍は軍事外交のチャンネルを通じて効果的なコミュニケーションを維持しており、具体的な交流の内容や日程については、適切なタイミングで公表される見通しです。
中国側が米国に求めた4つのポイント
呉氏は、今後の米中軍事関係を前向きに発展させるために、米国側に次のような対応を求めました。
- 首脳同士のコンセンサス(共通認識)に基づいて行動すること
- コミュニケーションと対話を強化すること
- 意見の相違や対立を適切に処理すること
- 相互尊重、平和共存、ウィンウィンの協力という原則に基づき、実質的な協力を進めること
ここで挙げられた「相互尊重」「平和共存」「ウィンウィン協力」は、中国が対外関係で重視してきたキーワードです。軍事分野の交流についても、同じ原則を当てはめたいという姿勢がうかがえます。
軍事対話の再構築へ向けた期待
呉氏はこうした取り組みを通じて、米中の軍事関係が「良いスタート」を切り、その後も継続的に前進していくことへの期待を示しました。
軍事当局同士の安定した対話と連絡体制は、誤解やエスカレーション(意図せぬ緊張の高まり)を避けるうえで重要だとされています。今回示された初期計画は、米中関係全体の安定にもつながる可能性があります。
これから何が注目ポイントか
現時点では、具体的な交流の形式や日程は明らかにされていませんが、今後、次のような点が注目されます。
- どのレベルの軍事当局者同士の交流が行われるのか
- オンライン会合なのか、相互訪問などの対面形式が含まれるのか
- 「実質的な協力」として、どのような分野が優先されるのか
中国側はすでに準備が進んでいることを強調しており、今後発表される具体的な交流内容が、米中関係の方向性を占う試金石の一つとなりそうです。
軍事分野は、両国関係のなかでも特に慎重な対応が求められる分野です。今回の発言は、対話と協力のチャンネルを整えようとする動きの一端と言えます。今後、どのようなかたちで米中防衛交流が具体化していくのか、引き続き注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








