国際ニュース スヌーカーWSTワールドオープン マーフィーが丁俊暉を下し8強入り
スヌーカーの国際大会、WSTワールドオープンで、イングランドのショーン・マーフィーが中国のエース丁俊暉を5-2で破り、ベスト8進出を決めました。スヌーカーの国際ニュースとしても注目された一戦は、細かなミスが勝敗を分ける緊張感のある内容となりました。
マーフィーが主導権を握った前半戦
試合は中国東部・江西省上饒市で行われたラスト16(ベスト16)で、マーフィーと丁俊暉が激突しました。立ち上がりから安定感を見せたマーフィーは、最初の4フレーム中3フレームを連取し、3-1とリードして前半を折り返します。
一方の丁俊暉は地元ファンの声援を受けながらも、序盤はリズムに乗り切れませんでしたが、それでも要所でブレイクをまとめ、食らいつく展開となりました。
丁俊暉の反撃と流れを変えた第6フレーム
第5フレームに入ると、丁俊暉が反撃に出ます。中国の世界ランキング9位のスターは、マキシマムブレイクこそ逃したものの、高得点のブレイクでフレームを奪取。マーフィーもチャンスを得ましたが、取り切ることができず、このフレームは丁俊暉のものになりました。
続く第6フレームでは、丁俊暉が20-1とリードを広げ、試合を振り出しに戻すチャンスを迎えます。しかし痛恨のミスが出て主導権を手放すと、ここで再びマーフィーが冷静さを取り戻し、このフレームを逆転で獲得。愛称「ザ・マジシャン」として知られる世界ランキング8位のマーフィーは、一気に勝利へ王手をかけました。
第7フレームでマーフィーが勝負を締める
第7フレームでは、マーフィーが試合巧者ぶりを見せつけます。丁俊暉にほとんどチャンスを与えず、93点のブレイクでフレームを取り切り、最終スコア5-2で勝利。これでマーフィーは準々決勝に進出し、現在のドローの中で最も高いランキングを持つ選手となりました。
他のラスト16の結果と8強の顔ぶれ
同じくラスト16では、イングランド勢が強さを示しました。マーフィーの次戦の相手となるジョー・オコナーは、同じイングランドのマイケル・ホルトとの一戦を5-3で制し、ベスト8へ駒を進めました。
イングランドのアリ・カーターはデイビッド・リリーを5-1で下し、次のラウンドでは同じくイングランドのバリー・ホーキンスと対戦します。ホーキンスはウェールズのライアン・デイを5-3で破って勝ち上がりました。
さらに、イングランドのザック・シュアティは地元の劉宏宇を5-2で退け、トム・フォードとの準々決勝に進出しました。
中国勢同士の対戦となった潘俊旭対徐思の試合は、潘俊旭が5-2で勝利。これにより、潘俊旭が唯一の地元選手としてベスト8に残りました。潘俊旭は、スコットランドのジョン・ヒギンスと準々決勝で対戦します。ヒギンスはラスト16で中国の周躍龍を相手に、ビハインドからの逆転で5-4と競り勝っています。
準々決勝の対戦カード一覧
- ショーン・マーフィー(イングランド) vs ジョー・オコナー(イングランド)
- アリ・カーター(イングランド) vs バリー・ホーキンス(イングランド)
- ザック・シュアティ(イングランド) vs トム・フォード(イングランド)
- 潘俊旭(中国) vs ジョン・ヒギンス(スコットランド)
スヌーカー観戦のポイント:流れとメンタルに注目
今回のマーフィー対丁俊暉戦からは、スヌーカー観戦のいくつかのポイントが見えてきます。
- 序盤のリードがその後のメンタルに大きく影響すること(マーフィーの3-1スタート)。
- 第5フレームのように、一度流れをつかむと一気に反撃のきっかけになること。
- 第6フレームの丁俊暉のように、小さなミスが試合全体の流れを変えてしまうこと。
スコアの動きだけでなく、選手の表情やショット選択の変化にも目を向けると、観るスヌーカーがぐっと立体的に感じられます。WSTワールドオープンの準々決勝でも、こうした「流れの揺れ」を意識して観戦すると、試合の奥行きがより深く味わえるでしょう。
Reference(s):
Murphy knocks out Ding to advance to quarterfinals at WST World Open
cgtn.com







