障害と向き合う大学院生 法律相談インターンに挑む video poster
障害のある海外の大学院生が、自らの経験を生かして障害者のための法律相談に取り組み始めています。Beijing Technology and Business Universityで学ぶWang Jinwei(ワン・ジンウェイ)さんの挑戦は、「支援される側」から「支える側」へと踏み出す一歩として、国際ニュースとしても注目に値します。
大学院で学びながら、障害とともに生きる
Wang Jinweiさんは、Beijing Technology and Business Universityで修士課程に在籍しています。日常生活では障害ゆえのさまざまな困難に直面しながらも、学びを止めず、自分の将来と社会への貢献を見据えて勉強を続けています。
教室への移動や資料の準備、コミュニケーションの取り方など、障害のある学生が大学で学ぶには、多くの工夫と周囲の理解が必要になります。それでもなお大学院まで進学していること自体が、強い意志と積み重ねてきた努力を物語っています。
初めてのインターンは「障害者のための法律相談」
最近、Wangさんは障害のある人々を対象にした法律相談のインターンシップの機会を得ました。初めてのインターンで、彼は法的な知識を生かしながら、日々の生活で困りごとを抱える人たちの相談に向き合っています。
相談内容には、働く場でのトラブルや、生活の中での権利の守られ方、支援制度の利用方法など、障害のある人が直面しやすいテーマが含まれていると考えられます。こうした場での対話は、相談者にとってだけでなく、Wangさん自身にとっても学びの機会となります。
自らも障害を抱える当事者であるからこそ、言葉になりにくい不安や葛藤に寄り添えるという面もあるでしょう。法律という枠組みを通じて、「困っているけれど、どこから動けばよいかわからない」という人に具体的な選択肢を示す役割が期待されています。
インターンで問われる「乗り越え方」
とはいえ、初めてのインターンには緊張や戸惑いがつきものです。障害の有無にかかわらず、仕事の進め方に慣れること、先輩や同僚とのコミュニケーション、ミスを恐れずに行動することなど、多くのハードルがあります。
加えて、障害のある人にとっては、移動や勤務環境の整備、体調とのバランスなど、さらに気を配らなければならない点もあります。Wangさんも、こうした複数の課題を同時に乗り越えながら、インターンに臨んでいるはずです。
その意味で、「Wang Jinweiさんは、初めてのインターンのチャレンジをうまく乗り越えられるのか」という問いは、彼個人だけでなく、障害のある若者のキャリアを社会全体でどう支えていくかという問いでもあります。
日本の読者にとっての示唆
障害と教育、就労の問題は、日本を含む多くの国と地域で共通するテーマです。海外の事例として、Beijing Technology and Business Universityで学ぶ一人の大学院生の挑戦を追いかけることは、日本社会を見つめ直すきっかけにもなります。
- 障害のある学生が、学び続けるために必要なサポートは何か
- 法律や制度の知識を、どうやって当事者の力につなげていくか
- インターンや実務経験の場で、周囲がどのように配慮し、共に働ける環境をつくるか
Wangさんの歩みは、こうした問いに具体的なイメージを与えてくれます。ニュースとして知るだけでなく、自分の身近な学校や職場で何ができるかを考えることで、このストーリーは私たち自身の現実ともつながっていきます。
「支えられる側」から「支える側」へ
障害があることで日常にハードルが増える一方で、その経験があるからこそ見える景色や、気づける理不尽もあります。法律相談のインターンという役割は、そうした経験を社会の中で生かす一つの道と言えるでしょう。
Wang Jinweiさんが、この初めてのインターンを通じてどこまで成長し、どれだけ多くの人を支えられるようになるのか。その答えはまだわかりません。しかし、彼がすでに「支える側」に足を踏み出しているという事実は、同じように迷いながら生きる多くの人にとって、大きな励ましになります。
一人の大学院生の静かな挑戦をきっかけに、私たちもまた、身近な誰かを支える一歩をどう踏み出すかを考えてみたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








