CBA北京ダックス、上海シャークスの4連勝を108-98でストップ
北京ダックスが上海の4連勝をストップ ホームで108-98勝利
中国バスケットボール協会(CBA)の木曜夜の一戦で、北京ダックスがホームで上海シャークスを108-98で下し、相手の4連勝を止めると同時に、自身は3連勝としました。国際ニュースとしても注目が高まる中国プロバスケットボールで、首都クラブが存在感を示した一試合となりました。
試合のポイントまとめ
- 最終スコアは北京ダックス108-98上海シャークス
- 上海の4連勝がストップ、北京は3連勝に伸ばす
- 北京の新加入ガード、ザカリー・ナッタルが20得点8アシストと鮮烈デビュー
- 上海は2度のCBA MVP、ワン・ジェリンを欠場のまま連戦に臨む厳しい状況
- 北京センターのゾウ・チーが攻守両面でインサイドを支配
第1クォーター:上海が先行も、ナッタルが追撃
試合序盤、ホームのセンター、ゾウ・チーが積極的なオフェンスで相手ビッグマンのケネス・ロフタン・ジュニアから早々に2つのファウルを奪い、インサイドで優位に立ちます。
一方で、上海はエリック・ブレッドソーとリー・ホンチュアンが3ポイントシュートを決め、24-19とリードを広げます。しかし、ここで存在感を示したのが北京の新加入ガード、ザカリー・ナッタルです。ナッタルが連続6得点を挙げ、北京は29-28まで点差を詰めて第1クォーターを終えました。
第2クォーター:外角シュートからの11-0ランで主導権
第2クォーターに入ると、北京のアウトサイド陣が一気に火を吹きます。ユージン・ジャーマンとリチャード・ソロモンが立て続けに3ポイントを沈め、北京は11-0のラン(連続得点)を記録。上海はたまらずタイムアウトを要求しました。
上海もリー・ホンチュアンとリー・ティエンロンの得点で反撃を試みますが、第2クォーターは33-23と北京が圧倒。前半終了時点でスコアは61-52、ホームの北京が9点リードと、流れをしっかりつかんだかたちになりました。
第3クォーター:最大14点リードから、2点差まで詰め寄られる
後半立ち上がりも北京のペースが続きます。ソロモンとジャーマンが再び3ポイントを決め、スコアは75-61とこの日最大となる14点差をつけました。インサイドとアウトサイドのバランスが取れた攻撃で、北京がこのまま押し切るかに見えました。
しかし、上海も簡単には崩れません。ブレッドソー、リウ・ジェン、リー・ホンチュアンが果敢にドライブや外角シュートで攻め込み、13-2のランで一気に巻き返します。第3クォーター終了時には78-76と、その差はわずか2点まで縮まり、試合は一気に緊迫した展開となりました。
第4クォーター:インサイド攻防と守備の集中力で北京が締める
最終第4クォーターの序盤、上海はブレッドソーとリー・ティエンロンが3本の3ポイントを決め、外からの攻撃で食らいつきます。一方で北京は、ゾウ・チーに加え、ジェン・ファンボーとジャイ・シャオチュアンがインサイドを果敢に攻め、ファウルを誘いながら得点を重ねました。
守備面でも、ジャイとゾウが自陣リング周りを「ノーフライゾーン」と化し、ロフタン・ジュニアやブレッドソーのアタックをことごとく阻止。リムプロテクト(ゴール下の守備)で上海の勢いを削ぎました。
終盤、ナッタルがこの日最後のフィールドゴールとなるレイアップを沈め、勝負あり。北京が108-98で逃げ切り、内容面でも手応えの残る勝利となりました。
新加入ナッタルとゾウ・チーが示した北京の可能性
デビュー戦で20得点8アシストを記録したナッタルは、スコアリング能力だけでなくゲームメイクでも存在感を発揮しました。ドライブからのキックアウトでシューター陣を生かし、北京のオフェンスに新たなリズムをもたらしたと言えます。
また、ゾウ・チーは序盤からインサイドで主導権を握り、得点だけでなくファウルを誘うプレーやショットブロックでチームを支えました。CBAを代表するビッグマンとして、今後も北京の軸であり続けることを印象づけた試合です。
ワン・ジェリン不在の上海、それでも見せた競争力
上海は、2度のCBA MVPに輝いたワン・ジェリンを欠く中での連戦という難しい条件でした。それでも、第3クォーターに13-2のランを見せるなど、攻撃力の高さとチームの底力を証明しました。
ブレッドソーのゲームコントロール、アウトサイド陣のシュート力は健在であり、主力がそろった状態での再戦では、また違った図式になる可能性もあります。
今季CBAシーズンへの意味:勢いをつかんだ北京、修正点を確認する上海
この勝利で3連勝とした北京ダックスは、上位争いに向けて弾みをつけた形です。新戦力ナッタルのフィットと、ゾウ・チーを中心としたインサイドの安定感は、今季のCBAで北京が台風の目となる可能性を感じさせます。
一方の上海シャークスにとっては、連戦と主力欠場の中で最後まで競り合えたことはポジティブな材料と言えます。インサイドの厚みや守備の強度といった課題を修正できれば、再び連勝街道に戻る力を十分に備えていると見ることができます。
アジアのバスケットボールシーンの中で存在感を増し続けるCBA。その中での北京と上海というビッグクラブ同士の対戦は、今後の順位争いやプレーオフでの対決を占う上でも、注目すべき一戦となりました。
Reference(s):
Beijing Ducks ends Shanghai Sharks' four-game winning streak in CBA
cgtn.com








