西安で映画づくり体験 Film Studio Experience Centerの魅力 video poster
映画の世界へ一歩:西安で「つくる側」を体験する
中国の古都・西安は、歴史だけの街ではありません。いま、西安 Film Studio Experience Center が、映画と創造性を体感できるスポットとして注目を集めています。国際色豊かな旅行者や、中国で学ぶ学生たちが、グリーンバック撮影や声の吹き替えなどを通じて、映画づくりの裏側に踏み込んでいます。
歴史都市・西安が「映画と創造性の街」に
西安というと、兵馬俑や城壁などの歴史遺産を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし近年は、映像産業やクリエイティブ分野でも存在感を高め、「歴史」と「映画」の両方を楽しめる都市として進化しつつあります。
その象徴の一つが、西安 Film Studio Experience Center です。ここでは、映画づくりのプロセスを、見るだけでなく自分で体験することができます。観光地での記念撮影とは一味違う、参加型のエンターテインメント施設となっています。
Rachelさんたちが体験した「映画づくりの一日」
西安 Film Studio Experience Center を訪れたのは、Rachelさんをはじめとする海外からの旅行者や、中国で学ぶ学生たちのグループです。英語や中国語、日本語など、さまざまな言語が飛び交う中、参加者全員が映画制作の流れを順番に体験していきました。
グリーンバックで主演デビュー
まず挑戦したのは、グリーンバックを使った撮影体験です。グリーンバックとは、背景を合成するための緑色のスクリーンのことです。参加者は、アクションシーンやファンタジー風のシーンなど、用意されたシナリオに合わせて演技し、カメラの前で「主演俳優」として立ちます。
撮影後は、大きなスクリーンに合成済みの映像が映し出され、自分たちがまるで映画の中のキャラクターになったような感覚を味わえます。カメラアングルや照明によって、同じシーンでも印象が変わることを、参加者は体験を通じて実感していました。
声の吹き替えと音づくりに挑戦
次に向かったのは、声の吹き替えと音響を体験できるブースです。ここでは、既存のシーンに合わせて台詞を吹き込んだり、足音やドアの開閉音などの効果音を自分たちでつけたりします。
- キャラクターの感情に合わせて声色を変える
- タイミングを合わせて台詞を入れるむずかしさを知る
- 小さな効果音が映像の印象を大きく変えることを体感する
参加者からは、普段は意識していなかった音の役割の大きさに驚く声が聞かれました。映画を「観る」視点から、「つくる」側の視点が少しだけ身につく時間です。
映画セットを歩くことで見えてくるもの
施設内には、映画の撮影現場をイメージしたセットも用意されています。街並み風のセットや、室内のセットなどを歩きながら、参加者は撮影スタッフになったつもりで構図やアングルを試していきます。
同じセットでも、どこから撮るかによってまったく違った印象になることを実感しながら、映画の中で見ていた世界が「組み立てられた空間」であることに気づかされます。スマートフォンで撮影しながら、即席の「自作ショートムービー」を楽しむ姿も見られました。
なぜいま「映画体験」が人気なのか
西安 Film Studio Experience Center のような施設が注目される背景には、「受け身の観光」から「参加する体験」へと、旅行スタイルが変化していることがあります。単に名所を見て写真を撮るだけではなく、自分の体験として記憶に残るコンテンツを求める人が増えているのです。
特に、海外から訪れる旅行者や、現地で学ぶ学生にとっては、映画を通じて中国の文化や都市の雰囲気を感じられる場にもなっています。言葉の壁があっても、映像と音を使ったコミュニケーションで一緒に楽しめる点も、国際的な交流の場として魅力と言えるでしょう。
日本の読者にとっての楽しみ方と視点
日本から西安を訪れる場合、歴史遺産の観光とあわせて、こうした映画体験施設を組み込むことで、旅の印象は大きく変わります。古都としての表情と、映画やクリエイティブの拠点としての表情、両方を一度に味わうことができるからです。
また、映像制作やコンテンツ産業に関心のある人にとっては、中国の都市がどのように観光とエンターテインメントを組み合わせているのかを観察する機会にもなります。日本とは少し違うスタイルの「エンタメ観光」を、自分の目で確かめてみるのもおもしろそうです。
西安 Film Studio Experience Center を楽しむポイント
これから訪れてみたいと考える人に向けて、体験をより楽しむためのポイントを整理します。
- 動きやすい服装で行くと、撮影や演技の体験がしやすい
- スマートフォンでの撮影準備をしておくと、自分の出演シーンをその場で記録できる
- グループで参加すると、役割分担をしながら映画づくりごっこを楽しめる
- 音や映像の「変化」に注目して見ると、映画の見方そのものが変わる
「観る」から「つくる」へ、映画との距離が近づく
西安 Film Studio Experience Center での一日は、映画をより身近なものにしてくれます。スクリーンの向こう側にあるはずの世界に、自分の体と声で入り込んでみることで、ふだん何気なく観ている映像作品への理解や、感じ方が少し変わっていきます。
歴史と現代カルチャーが交差する西安で、映画を「観る」だけでなく「つくる側」としても体験してみることは、中国やアジアの多様な文化に触れる新しい入り口と言えるかもしれません。次の旅の候補地として、西安の映画体験を頭の片隅に置いてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








