10人の北京国安が土壇場同点弾 上海申花と2-2、中国スーパーリーグ
土曜夜に行われた中国スーパーリーグ(CSL)の一戦で、北京国安(Beijing Guoan)が敵地で上海申花(Shanghai Shenhua)と2-2で引き分けました。退場者を出して10人になりながらも、終了間際の同点弾で、上海申花の本拠地リーグ戦での無敗記録を10年に伸ばしました。
試合の概要:2-2ドローも、敵地無敗10年を継続
中国スーパーリーグの伝統的強豪同士の対戦は、ゴール、PK、VAR、そして後半アディショナルタイムの劇的な同点ゴールと、見どころの多い内容になりました。
- 最終スコア:上海申花 2-2 北京国安
- 会場:中国東部・上海市
- 北京国安はリーグ戦で上海申花のホーム無敗を10年間継続
- 北京国安は終盤に退場者が出て10人に
- 93分のゴールで北京国安が追いつく展開
前半:北京国安が先制も、PKで逆転許す
試合は序盤から動きました。11分、北京国安が先制します。左サイドからのGugaのフリーキックを、上海申花のGK Bao Yaxiongがはじいたものの、そのこぼれ球をDawhanが拾い、ペナルティーエリア内にクロス。これをLin Liangmingがヘディングで押し込み、北京国安が1-0とリードを奪いました。
上海申花は38分に追いつきます。Ibrahim Amadouのパスを受けたWu Xiが左サイドからエリア内へ侵入しシュート。GK Han Jiaqiが一度は防いだものの、こぼれ球を再びWu Xiが押し込み、1-1の同点としました。
前半終了間際、試合は大きく動きます。アディショナルタイム、コーナーキックの競り合いの中で、北京国安のGK Han JiaqiがJiang Shenglongの顔付近にパンチを入れてしまい、ファウルの判定。主審はHanにイエローカードを提示するとともに、上海申花にPKを与えました。このPKをAndre Luisが冷静に決め、上海申花が前半のうちに2-1と逆転しました。
後半:退場で10人の北京国安、それでも最後に追いつく
後半に入ると、北京国安にさらなる試練が訪れます。81分、途中出場のZhang YuanがJoao Teixeiraに激しいタックルを行い、主審は一度はレッドカードを提示しました。その後、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)での確認を経て判定はイエローカードに変更されましたが、Zhangはすでに一枚イエローカードを受けていたため、累積により退場となり、北京国安は残り時間を10人で戦うことになりました。
数的不利の中で追いつきたい北京国安でしたが、試合はそのまま終盤へ。ドラマが生まれたのは93分、後半アディショナルタイムでした。
93分の同点弾:バー直撃からGKに当たってゴール
左サイドからのLi Leiのクロスに対し、Fabio Abreuが強烈なヘディングシュート。ボールはクロスバーを直撃しましたが、その跳ね返りがGK Bao Yaxiongの右腕に当たり、そのままゴールイン。相手GKにとっては不運な形でしたが、北京国安にとっては土壇場での「救いの一撃」となり、スコアは2-2に戻りました。
このゴールで試合はそのまま終了。北京国安は10人での戦いとなりながらも、敵地・上海申花のホームでのリーグ戦無敗記録を10年にわたって守り抜きました。
試合が示したもの:伝統的強豪同士の意地
今回の中国スーパーリーグの一戦は、単なる2-2のドロー以上の意味を持つ内容でした。退場者を出しても最後まで攻め続けた北京国安の粘りと、ホームでリードを守り切りたかった上海申花の集中力がぶつかり合った試合だったと言えます。
特に印象的だったのは、VARの介入や終盤の劇的なゴールなど、現代サッカーらしい要素が凝縮されていた点です。判定が揺れ動く中で、選手たちはメンタルを保ちながらプレーを続けなければならず、その難しさも垣間見えました。
今後への視点:メンタルと試合運びが鍵に
10人になっても最後まであきらめなかった北京国安にとって、この引き分けは精神的な意味で大きな一戦となりそうです。一方の上海申花にとっては、リードを守り切れなかったことや、終盤の対応をどう改善していくかが今後の課題となります。
中国スーパーリーグでは、こうした伝統的強豪同士の対戦が、シーズンの流れや順位争いに少なからず影響を与えます。今回の2-2ドローも、数字以上に、両クラブの今後を占う材料として注目される試合となりました。
Reference(s):
cgtn.com








