中国の全国政治協商会議が閉幕 2025年と中国式現代化の行方は
中国の全国政治協商会議(CPPCC)第14期全国委員会常務委員会の第10回会議が北京市で日曜日に閉幕し、王滬寧(おう・こねい)主席が2025年の「中国式現代化」と第14次五カ年計画の目標達成に向けた役割を強調しました。
北京で第10回常務委員会が閉幕
中国の全国政治協商会議(CPPCC)は、中国の全国レベルの政治助言機関です。その第14期全国委員会常務委員会による第10回会議が、北京市で日曜日に閉幕しました。
中国共産党中央政治局常務委員で、中国人民政治協商会議全国委員会主席を務める王滬寧氏が、閉幕会議の議長を務め、演説を行いました。
昨年の成果を総括し、2025年への期待を表明
王氏は演説で、CPPCC全国委員会が昨年(2024年)、党と国家の中心的な任務に焦点を合わせて職務を果たし、各分野の仕事で新たな進展を遂げたと総括しました。全国政治協商会議が、政策形成や社会的合意づくりの場として一定の成果を上げたという評価です。
そのうえで王氏は、2025年に向けて、全国政治協商会議が「中国式現代化」の推進に一層貢献し、第14次五カ年計画に定められた目標と任務を「高い質」で達成するよう求めました。ここで言う「中国式現代化」とは、中国の実情に合わせた形で経済・社会の発展を進めるという方向性を指すキーワードです。
また王氏は、第14期CPPCC全国委員会第3回会議(第3回大会)が円滑かつ成功裏に開かれるよう、準備作業を着実に進める必要があると呼びかけました。年次会議に向けた政治日程が、本格的に動き出していることを示しています。
第3回会議に向けた主要文書を採択
今回の常務委員会では、今後開かれる第14期CPPCC全国委員会第3回会議(年次会議)に向けて、いくつかの重要な文書が採択されました。採択されたのは次のような文書です。
- 年次会議の議事日程(アジェンダ)案と会期の日程表
- 第14期CPPCC全国委員会常務委員会の活動に関する業務報告
- 第14期CPPCC全国委員会第2回会議以降、政治協商委員から出された提案がどのように処理されてきたかをまとめた報告書
これらの文書は、第14期CPPCC全国委員会第3回会議に正式に提出され、出席する政治協商委員による審議を受ける予定です。年次会議の議論の方向性をあらかじめ示す、いわば「設計図」とも言える内容です。
CPPCCとは?中国政治における位置づけ
CPPCC(中国人民政治協商会議)は、中国の政治制度の中で、政策に対する提言や協議を担う機関です。立法などを行う全国人民代表大会とは役割が異なり、各界の代表が集まり意見交換や政策提言を行う場とされています。
今回の会議で強調されたのは、こうした政治助言機関としてのCPPCCが、党と国家の「中心任務」に沿ってどのように機能していくかという点でした。王氏が「昨年の新たな進展」を強調し、2025年と第14次五カ年計画の目標達成に向けた貢献を求めたことは、政策運営の一貫性や、社会の幅広い層からの意見集約を重視する姿勢を示すものと受け止められます。
日本の読者が押さえておきたいポイント
今回の動きを、日本の読者が国際ニュースとして理解するうえでのポイントを整理すると、次のようになります。
- 2025年は、中国にとって第14次五カ年計画の目標達成に向けた重要な時期であり、政治日程もそれに合わせて進んでいる。
- CPPCCは、党と政府の方針に沿いながらも、各界の意見を集約する政治助言機関として、中国の政策形成プロセスに関わっている。
- 王滬寧氏が「中国式現代化」や「高い質での達成」といった表現を用いたことは、今後の経済・社会政策で質の向上や安定した発展を重視する方向性を示している。
中国政治の動きは、日本やアジアの経済・社会にも少なからず影響を与えます。こうした会議で使われるキーワードや日程感を押さえておくことは、中長期的な中国の進路を考える手がかりになります。
Reference(s):
China's top political advisory body closes standing committee session
cgtn.com








