WSTワールドグランプリ:Xu SiがDing Junhuiに逆転勝利、香港特別行政区で熱戦
世界スヌーカーの大会「WST World Grand Prix」が中国南部の香港特別行政区(HKSAR)で行われ、現地時間の水曜日にはXu SiがDing Junhuiを4-3で下す大逆転劇を見せました。2フレーム連取から追いつき、最後の1フレームを制して次のラウンド進出を決めています。
2フレーム先行したDing JunhuiにXu Siが反撃
この日、中国人選手同士の対戦となった一戦は、37歳のDingが主導権を握ってスタートしました。Dingは第1フレームで81点、第2フレームで50点のブレイク(途切れず取り続けた得点)を決め、あっという間に2-0とリードします。
しかし、第3フレームから流れが変わります。Xu Siは難しいショットを次々と決めて反撃に転じ、連続してフレームを奪取。スコアはあっという間に2-2のタイに戻り、試合は振り出しに戻りました。
唯一のセンチュリーも勝負を決めきれず
第5フレームでは、Dingがこの試合唯一となる108点のセンチュリーブレイク(100点以上のブレイク)を記録し、このフレームをものにして3-2と再びリードを広げます。経験豊富なDingがそのまま押し切るかに見えました。
ところが、第6フレームでXu Siが81点のブレイクを決めて取り返し、再び3-3の同点に。最終第7フレーム(ディサイダー)はXu Siが67-4で制し、競り合いに終止符を打ちました。
この勝利によりXu Siは2回戦進出を決めただけでなく、2023年のWST Classicに続いてDingに対する2度目の勝利を挙げたことになります。ベテラン相手に競り勝ったことで、メンタルの強さと勝負どころでの集中力が際立つ内容となりました。
同日に行われた主な試合結果
同じ日に行われたWST World Grand Prixでは、他にも接戦が続きました。主な結果は次のとおりです。
- World Open覇者のスコットランド出身John Higginsが、イングランド出身のAli Carterを4-3で下す接戦を制覇。
- イングランド勢同士の対戦では、Judd TrumpがGary Wilsonを4-2で破り勝ち上がり。
- ホームプレーヤーとされたXiao Guodongが、ウェールズ出身のJak Jonesを4-3で退ける僅差の勝利。
- イランのHossein Vafaeiが、中国出身のSi Jiahuiに4-3で勝利。
今後のトーナメントの見どころ
香港特別行政区で行われているWST World Grand Prixは、トップ選手同士が短期決戦でぶつかるため、一つひとつのフレームの重みが非常に大きい大会です。今回のXu SiとDing Junhuiのように、リードしている側が一気に押し切れない展開も多く、メンタルと精度の両方が問われます。
Xu Siがこの勢いを次のラウンドでも維持できるのか、そしてベテラン勢や他地域の実力者たちがどう応じるのか。大会の行方を追うことで、スヌーカーという競技の駆け引きや、世界のトップレベルの緊張感を日本語で理解する良い機会になりそうです。
Reference(s):
Xu Si recovers to defeat Ding Junhui at WST World Grand Prix in HKSAR
cgtn.com








