孫悟空が影絵に 北京で『The Havoc in Heaven』展示中
中国や世界で親しまれてきた孫悟空の「天宮での大騒動」の物語が、いま北京で影絵作品として立ち上がっています。孫悟空が天界で騒動を起こす名場面をテーマにした作品『The Havoc in Heaven』が、影絵と現代アートを軸とする展示で公開されているためです。
現在、この『The Havoc in Heaven』は、北京のNanchizi Museumで開催されている『Dian Xi Yi Ben – Shadow Puppetry and Contemporary Art Exhibition』で展示されています。
影絵が描く孫悟空の天宮騒動
孫悟空が天界で大暴れする物語は、中国でも国際的にも広く知られています。そのクラシックな場面が、いま影絵というかたちで再解釈されています。光に照らされた薄い人形のシルエットと色彩が、天界の混乱や緊張感を静かに、しかし生き生きと伝えます。
第三世代継承者・Wang Tianwenさんの表現
『The Havoc in Heaven』を制作したのは、Wang影絵の第三世代継承者であるWang Tianwenさんです。Wangさんは影絵と、中国の伝統的な細密画の技法を組み合わせ、さらに光と影の効果を作品に取り入れています。
その表現によって、壮麗な天宮、にぎわう花果山、めまぐるしく展開する物語の緊張感が、一枚の作品の中で立ち上がります。細かな線と色の重なりが、影絵でありながら絵画のような奥行きを生み出し、見る人の想像力をかき立てます。
伝統と現代アートが交わる展示空間
『The Havoc in Heaven』が展示されている『Dian Xi Yi Ben – Shadow Puppetry and Contemporary Art Exhibition』は、その名の通り、影絵と現代アートを並置する試みです。会場となっている北京のNanchizi Museumでは、伝統的な影絵表現が、現代の美術作品と同じ空間に置かれています。
光と影で語られる孫悟空の物語は、活字や映像で親しんできたイメージとはまた違った印象をもたらします。静かな美術館の空間で作品と向き合うことで、物語そのものだけでなく、影絵という表現の可能性についても改めて考えるきっかけになりそうです。
作品のポイントまとめ
- テーマは孫悟空が天界で騒動を起こす物語『The Havoc in Heaven』
- Wang影絵の第三世代継承者・Wang Tianwenさんが制作
- 影絵に中国の伝統的な細密画の技法と光と影の効果を取り入れている
- 北京のNanchizi Museumで開催中の『Dian Xi Yi Ben – Shadow Puppetry and Contemporary Art Exhibition』に出展
Reference(s):
Shadow puppetry portrays Monkey King causing chaos in heavens
cgtn.com







