中国の平均寿命79歳に到達 2024年時点で世界4位・G20内10位に
中国の平均寿命が2024年に79歳に達し、前年から0.4歳伸びたことが明らかになりました。国際ニュースとしても注目されるこの動きは、「14次五カ年計画」の目標を前倒しで達成しつつ、世界の中での中国の健康水準の位置づけを映し出しています。
79歳まで伸びた中国の平均寿命
中国の国家衛生健康委員会トップであるレイ・ハイチャオ(Lei Haichao)氏は、記者会見で2024年の中国の平均寿命が79歳に達したと説明しました。これは2023年と比べて0.4歳の上昇です。
レイ氏によると、平均寿命が75歳を超える国や地域では、年間の伸びは通常0.1〜0.2歳程度にとどまることが多いとされます。その中で0.4歳という伸び幅は、統計的にも目を引く成果だといえます。
「14次五カ年計画」の健康目標を前倒し達成
中国は現在、「14次五カ年計画(2021〜2025年)」の期間にあります。レイ氏は、今回示された79歳という平均寿命の水準が、この計画に盛り込まれていた健康関連の目標を予定よりも早く上回ったと述べました。
計画期間が終わる前に目標を達成したことは、国家レベルで健康を重視する方針が具体的な成果につながっていることを示すシグナルでもあります。政策が数字となって表れた形といえるでしょう。
国際比較で見る中国の現在地
今回の平均寿命79歳という数字は、国際比較でも一定の位置づけを持ちます。53の中所得国・高所得国のデータを集計したところ、中国は平均寿命で世界4位につけているといいます。
さらにG20(主要20か国・地域)の中で見ても、79歳という平均寿命は10位に相当します。レイ氏の説明によれば、この順位は中国が中所得・高所得国グループの中でも比較的高い健康水準に達していることを映し出しています。
文化・ライフスタイル・政策がもたらした効果
レイ氏は、平均寿命の伸びの背景として、いくつかの要素を挙げています。第一に、中国の優れた伝統文化と健康的なライフスタイルです。日々の生活習慣や価値観が、長期的な健康に影響を与えているという見方です。
第二に、「健康中国」イニシアチブをはじめとする一連の戦略です。これは、健康づくりを国家レベルの重要課題として位置づけ、予防や生活習慣の改善を含めて国民の健康を総合的に高めていこうとする取り組みです。
レイ氏は、こうした文化・ライフスタイル・政策が組み合わさり、「健康を優先する」方向性が明確になったことが、国民の健康水準の向上と平均寿命の伸びに直接的なインパクトを与えたとまとめています。
数字が示すものと、私たちへの問いかけ
平均寿命は、一人ひとりの人生の長さを平均したシンプルな指標でありながら、社会のあり方や政策の優先順位、ライフスタイルの積み重ねを映す鏡でもあります。2024年に79歳へと伸びた中国の平均寿命は、その国がどのように健康を位置づけ、どのような取り組みを続けてきたのかを考える手がかりになります。
日本語で国際ニュースを追う読者にとっても、このニュースは「人口の高齢化が進む中で、社会全体として健康をどう支えていくか」という共通のテーマを考えるきっかけになりそうです。数字の背後にある文化や生活、政策の選択に目を向けることで、他の国や地域の経験から学べる点も見えてきます。
2025年現在も、2024年時点で79歳に達した中国の平均寿命は、アジアと世界の健康動向を考えるうえで重要な指標の一つとなっています。
Reference(s):
China's average life expectancy reaches 79 years in 2024: official
cgtn.com








